- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860636005
作品紹介・あらすじ
【著者のコメント】
「働く」という漢字は、「人のために動く」と書きます。
人間は、自分の幸せのために働くのではありません。人の幸せのために働くのです。
だからどう働くかというと、その物差しはまずは利他、人のため、お客さんのためです。
たとえばABCと三つの商品があって、Aは会社にとっていちばん利益が高く、Bはふつうで、Cは何の利益ももたらさないとしましょう。でもどう考えてもCがお客さんをいちばん幸せにする商品なら、何ら臆することはありません。Cを売ることが、やがて、間違いなく会社のためになります。
「利他、利他、利他……」 そうやって努力していれば、まるでこの世に神様がいるように、ご褒美が訪れます。利他のために働いていたことが、自利になる瞬間が訪れるのです。
すべての人にチャンスがあります。人の幸せが自分の幸せになるその瞬間を、ぜひつかみとってください。(坂本光司)
【担当編集者のコメント】
『日本でいちばん大切にしたい会社』『一生折れない自信のつくり方』2冊のベストセラーの著者、坂本光司氏と青木仁志氏の対論。「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の審査委員長である坂本教授と、その審査員である青木社長が、人はどう働くべきかについて熱く対話を重ねます。
「社員を大切にする経営」という旗を掲げて、その考え方を世の中に広めるべく全国を飛び回る坂本教授と、「理念経営」を自分自身の会社で実践し急成長を遂げてきた青木社長は、これまで全く異なった人生を歩んできました。
しかし行き着いた地平には、驚くほど相似している部分があります。
「働き方」に悩み、幸福を感じる働き方を模索するすべての方必読の書と思います。
感想・レビュー・書評
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「お金のため」ではなく「やり甲斐や生き甲斐のため」に働くことが、会社や個人が目指すべき方向である。成功している会社や個人は利他の精神で人のために動いている。
「人が動く」と書いて「働く」という言葉になる。
各共通のテーマに対して青木氏と坂本氏の考え方がそれぞれ繰り返し語られていく形式。
色々な会社の成功事例が載っている。
本著が2013年執筆であり、10年経ったいま、紹介されていた会社がその後どうなっているのか、気になるところだ。
【紹介されていた会社】
株式会社ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン
メーカーズシャツ鎌倉株式会社
徳武産業株式会社
沢根スプリング株式会社
岩の湯
ネッツトヨタ南国株式会社
モルティー(美容室)
でんかの山口(現ライフテクト ヤマグチ)
株式会社日本レーザー
丸吉日進堂印刷株式会社
未来工業株式会社
アクロクエストテクノロジー株式会社
日本理化学工業株式会社
松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)
アクセンチュア株式会社
株式会社樹研工業
万年筆博士
中村ブレイス株式会社
主婦の店さいち
株式会社コガワ計画(益田ドライビングスクール)
株式会社めのや
ケーキハウス・ツマガリ
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人は人によって磨かれる。その気になればどこからでも学ぶことができる。
企業の最大の商品は人、その人から買いたいと思わせるような人を育てること。
原点を忘れてはいけない。自分が今あるのは、あの頃の自分がいるから。
逆境にある人を助けてあげる。 -
大切なのは、
「人の幸せのために、動くこと。人のために動くのが、働くということ。」
「相手と自分の立場が逆だったらどうだろう?」と想像してみて、相手が喜んでくれることをしよう。つまり、働く本質は、「利他精神」だ。
今の自分がいるのは、あの頃の自分がいるから。成功したときにこそ、いつも初心に返って、自分を戒める場所や時間を取るようにしよう。
進路をリクルートキャリアに決定し、改めて、働くことはどういうことなのか?を再確認できた!