「発酵」のことが一冊でまるごとわかる

著者 :
  • ベレ出版
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本棚登録 : 243
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860645717

作品紹介・あらすじ

発酵食品にはどんなものがあるでしょうか。味噌、醤油、納豆、かつお節、漬物など、日本古来の食品はもちろん、パンやチーズ、ヨーグルト、ソーセージ、ピクルスなど、世界中に様々なものがあります。さらに、日本酒、焼酎、ビール、ワイン、ウイスキーなどの酒類もみんな発酵食品です。本書では、化学者である著者が、炭水化物やタンパク質、微生物などの基礎知識から始まり、調味料、肉、魚、植物、乳製品など、それぞれの食品の発酵のしくみを易しく解説していきます。そして、農業やエネルギー、現代化学産業と発酵技術の関わりにも言及していきます。

感想・レビュー・書評

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  • 料理なんて全く興味のなかった自分が
    栄養学に興味を持ち、その延長線上で
    「発酵」にまで手を出すとは…。
    本を買う勇気までは出なかったので、
    まずは図書館で借りてみました。

    自分が一番驚いていますが、言葉は知っていたけど、
    内容について全然理解していなかった「発酵」について
    深めることができました。
    著者は化学者で、化学式とかも出てきますが、
    自分のような素人でも何とかついていけました。

    「発酵」って言われると、
    漬物とかキムチとか納豆とかヨーグルトとかを
    イメージしていましたが、
    意外にたくさんの食品が発酵食品だったりすることに
    驚きました。
    そして、食品以外にも「発酵」ってあるんですね。
    流し読みだったけど、それも興味深かったです。

    個人的にもう少し知りたかったのは、
    色んな発酵食品の栄養素がどうなっていて、
    どう体に良いのか、その辺りの情報がなかったのが、
    残念でした。
    また別の本で、その辺りは勉強したいと思います。

  • 知らない発酵があり、大変おもしろかった。
    食べ物だけではなく、生活のそこかしこに発酵物、その知恵があること、先人に感謝です。

  • かなり分かりやすく、楽しんで読むことができた。発酵だけでなくタンパク質や微生物に関する知見も交えながら、発酵に関連する周辺知識を再確認できる。発酵調味料だけでなく魚介類やお茶に関する話題も面白かった。

  • 発酵についてもっと詳しくなりたいと思い読んだ。
    食品だけでなく、土壁や漆器なども発酵の恩恵受けていて驚いた。自分が想像したよりも色々なものが発酵によって作れていることがわかった。また、味の相乗効果など、味について言及していて面白かった。
    発酵の恩恵を理解するとともに、抗生物質を作り出したり石油を作り出したりなど、発酵は現在でも活躍の可能性を秘めていることがわかったので、これからの動向に注目したいと思った。

  • 終了:2023/8/23
    感想
    人類が太古から利用してきた発酵。現代ではありふれていて特別意識することもない。しかし少し注意を向ければあちらこちらで発酵は進んでいる。

  • おもしろいし、勉強になったんだけど、
    ちょっと文体?や表現が分かりづらい。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50153723

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1335278

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著者プロフィール

齋藤 勝裕(さいとう かつひろ)
1945年5月3日生まれ。1974年、東北大学大学院理学研究科博士課程修了、現在は名古屋工業大学名誉教授。理学博士。専門分野は有機化学、物理化学、光化学、超分子化学。
主な著書として、「絶対わかる化学シリーズ」全18冊(講談社)、「わかる化学シリーズ」全16冊(東京化学同人)、「わかる× わかった! 化学シリーズ」全14冊(オーム社)、『マンガでわかる有機化学』『料理の科学』(以上、SB クリエイティブ)、『「量子化学」のことが一冊でまるごとわかる』『「発酵」のことが一冊でまるごとわかる』『「食品の科学」が一冊でまるごとわかる』『「毒と薬」のことが一冊でまるごとわかる』『身のまわりの「危険物の科学」が一冊でまるごとわかる』(以上、ベレ出版)など200冊以上。

「2023年 『「原子力」のことが一冊でまるごとわかる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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