- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862550323
感想・レビュー・書評
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感想が書けずにだいぶ経ってしまった.
そして今もまだ書けない.
感想に換えて記しておきたい曲
Rockdom-風に吹かれて
シュプレヒコールに耳を塞いで
幻夜祭詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
当時の彼女の生に自分を重ね合わせた。
人間は孤独は生涯孤独であるってい考えにはわたしもそう思う、けど、やっぱり周りに頼る人がいてこそ成り立つモノなんだなって思った。
愛と社会への反発と、いろいろ -
学生闘争があった1970年代
1人の女子大生が鉄道自殺した
平凡な家庭に生まれ平凡なコースを辿ってきた彼女がなぜーー日記から彼女の激情を読む
ーー期待される私を演技してきたのではないか
手記は20才の誕生日から綴られる
ーーあなたという人間は必要なのか
あらゆる思想、安保、デモ、親への反抗、恋愛
真の自由を目指して彼女は死を選んだ -
[ 内容 ]
本書は1970年代に若者たちの間でベストセラーとなった高野悦子著『二十歳の原点』三部作の『二十歳の原点』新装版です。
二十歳と6か月で、その生涯を自ら閉じた著者が最後に過ごした半年間を克明に綴った日記です。
[ 目次 ]
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ] -
わたしも14歳からノートに書いている。14歳とはそういう時期なんだと思う。生きていてほしかった。生きているものは必ずいつかは死ぬのだから。みんな変わっている。普通の人間なんていない。自殺する人が特別変わっているのではない。ただ自分らしくいたかっただけなのに。素直な人。
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人間とはいかに未熟で孤独なことか
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3年前、浪人していた頃の自分によく似ていた。
頼るべきsomeoneの不在がいれば結果は違ったものになっただろう、それはsomeoneに限らず家族、宗教、郷土愛、なんでもよかったのかもしれない。国の大きさに対抗しうるだけの大きさを彼女の中で持ち得る依拠対象があれば。それがなかったため自分にしか頼れず、しかし拠り所たる自分の弱さに直面し。 -
自殺について改めて考えるようになった
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『二十歳の原点 ノート』『二十歳の原点 序章』に続けて読んだ。死の直前まで綴られた最後の日記は、文章の密度・緊張感ともにどんどん高まってきている。
学生運動にもどこまでも真面目に取り組む著者。アルバイト労働者としての自分を見つめ、学費不払いを選び、それをきっかけに家族との訣別を選ぶ。家族には安らぎを感じつつも、自身が思想を深めれば深めるほど、食い違いが大きくなっていくところなどはよくわかる。だが当時の雰囲気や思想の内容にリアルな実感を持てない私には、距離を感じざるを得ないところがある。
しかし「四角い言葉」を操る一方で、恋人を求め、孤独感に苛まれる二十歳の女の子である。ふとした拍子に等身大の声が垣間見えることがある。もしかしたら彼女自身の中で分裂していくものがあったのかもしれない。自殺という言葉が繰り返し語られ、そもそも死への傾きを持っていたような気もするのだが。
もし彼女が日記を書いていなかったら、違った結末があり得ただろうか?
「書くこと」が人を生かす力になる例も私達はたくさん知っているが(例えば『フリーダム・ライターズ』など)、人を殺す危険な力にもなり得るのか。
三冊を通じて、最も心を揺さぶられるのは実は巻末のお父さんの手記かも知れないと思う。死後ずっとノートを読みながら対話を続け、死の理由を読み取ろうとする。ノートが残されていたのは家族にとって良かったのかどうか…。答えのない「対話」にとらわれ続けるのだとすれば辛いことのようにも思える。
ベストセラーになった当時、同年代の若者たちはどのように読んだのかな。
著者は生きていればまもなく62歳。 -
自分と作中の高野悦子は別の時代を生きているのに、深い共感を覚えた。同じ大学に通っているというのもあるのかもしれない。