- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862760548
感想・レビュー・書評
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●「はじめに」を読んだだけで、イナズマが走る衝撃と思わず息を呑む著者の気迫が伝わって来る。
●公なる志(うまく表現できないが・・・)をもったすばらしいリーダー達の現実に触れることが出来る。
●本当に心が表れるというか、自分の志を改めて問われる本。このリーダー達と比べて自分はなんなのだろうか?と思う。刺激的な本だ。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
勇気をもらえる一冊。「多様なルーツの民族が今はひとつにまとまったミエコの国がうらやましい」は我が意を得たりだった。
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本屋でなんとなく手に取った本だけど、なかなかおもしろかった。
国を作っているのは人に他ならないということを痛烈に感じた。
昨今の欧州の財政危機にも通じるものがある。 -
様々な貧困の現場での出来事をまとめたもの。
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世銀副総裁の西水美恵子さんのエッセイ集。
「貧困のない世界をつくる」という夢。
国の実態を知るために、実際に貧村にホームステイする程の現場主義。
強い信念と情熱を持った西水さんの生き方に心打たれます。 -
世界銀行副総裁だった西水さんのご著書です。様々な貧困国の現実が胸にせまってきます。数々の難題や丁々発止の交渉に立ち向かっていく西水さんのお人柄、姿勢に心うたれます。ブータン国王やインドのシン首相など、ニュースでは決してわからない各国のリーダーの真実の姿も描かれています。組織の長としての在り方、人間力、真の意味での国際協力など多くのことをこの本は教えてくれます。涙なしには読めません。ずっと大切にしていきたい1冊。
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帯やら巻末のポエムめいた解説(執筆は著者とは別)では真のリーダーとかリーダーシップとかを非常に強調しているが、むしろ、世の中リーダーシップだけではどうなるものでもなく、問題はより根深いのだということを示すエピソード集として興味深い。例えば、本書で最も優れた人物の扱いを受けている国王を擁するブータンであってさえ、統治機構は必ずしも国王の思いに従わず、民族間の対立や難民の問題を抱えていることが示唆されている。
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一文一文から著者の想いが伝わってくる。都会の高みから眺めるのではなく、その土地に根付く人たちとの交わりから問題を解決する著者。それだからこそ、彼女の言葉はずしりと重く、また時に伝わる無力感が痛い。