イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」

著者 :
  • 英治出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862760852

作品紹介・あらすじ

MECE、フレームワーク、ピラミッド構造、フェルミ推定…目的から理解する知的生産の全体観。「脳科学×戦略コンサル×ヤフー」トリプルキャリアが生み出した究極の問題設定&解決法。コンサルタント、研究者、マーケター、プランナー…「生み出す変化」で稼ぐ、プロフェッショナルのための思考術。

感想・レビュー・書評

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  • 本質を掴む。

  • 問題解決する前に、解決すべきことを見極めてから、
    その問題を解決するためのストーリー立てをし、
    そのストーリーに向けた材料集めをする。

    たしかに、理想的な問題解決の手法で、効率的である
    と感じたが、評判高い本であったので、もっと
    実用的にイメージできるような内容を想定してしまっていて、物足りなさはあった。

    犬の道で、とりあえずやってみることも大事だが、
    まずは課題や目的を意識して、資料作り等をするようにしたい。

  • 「イシュー」本質的な目的とは何なのか?を考える事が大切。ただただ回数をこなすだけでは効率的に動く事が出来ない。

    内容に共感できるものがあるものの、全てがその通りと賛同出来なかった。まだ何も知らない新人が「これは本質ではないのでもう少し考えてから、動きます」とか言っている間に、タスクは時間切れになる。自分の力がある程度つくまでは「犬の道」でもいいんじゃないかなぁ。何処かでシフトする必要はあるが

  • イシュー検討の際には仮説を立てることか大事。深い仮説は、①常識の否定②新しい構造(共通性、グルーピング)で説明できる。分析とは比較。

    実践する場面が来ないとイマイチわからない。

  • 参考書的に読み直したい本

  • 悩む≠考える
    生産性=アウトプット/インプット  限られた時間
    バリューの本質=解の質×イシュー度(決着のついていない問題:意味のあること)
     
     イシュー度の高い問題に絞り込み 
     自分の頭でものを考える  一次情報をつかむ
     仮説を「言葉」にする (ビジュアル思考型の人は少ない) 
      ・主語と動詞を入れる ・どこを? 何を? どう? ・比較表現を入れる

    よいイシューの条件
     ①本質的な選択肢  「イシューらしきものをはじく」「動く標的」
     ②深い仮説 「常識を否定」「新しい構造」共通性/関係性/グルーピング/ルール
     ③答えを出せる 死角的なイシューに自分の手法で

    コツ
     ①一次情報に触れる 誰のフィルターも通っていない情報
     ②基本情報をスキャン(基本を調べる)
     ③集めすぎない、知りすぎない

    イシューが見つからないとき
     ①変数を削る
     ②視覚化する       空間 順番 属性のグラフ化
     ③最終形から探る     最後に何が欲しいのか
     ④だから何?を繰り返す  仮説の具体化
     ⑤極端な事例を考える   変数を極端な値に

    仮説 ドリブン
     イシュー分析 =ストーリーラインづくりと絵コンテづくり
      イシューを分解 自分の視点を加えた型 型がない時は逆算
     ストーリーライン組み立て
      1.why並び立て 2.空雨傘
     絵コンテ
      大胆に思い切って描く
      ①軸を整理  分析とは比較すること  比較 構成 変化 原因側と結果側
      ②イメージを具体化 数字を入れる 違いの意味合いを表現 
      ③方法を明示  理解すること=複数の情報がつながること

    アウトプット ドリブン
     フェアな姿勢 いくつもの手法 回転数とスピード

    メッセージ ドリブン
     本質的 シンプル
     1チャート・1メッセージ
     軸のタテとヨコの切り口
     メッセージと分析表現の一致
     
    コンプリートワーク
     結果を生み出す  努力は評価されない

  • この本の中で特に覚えているのはノーベル賞を受賞した利根川進の師匠の言葉で

    「利根川はその時に実現可能なテクノロジーのぎりぎり最先端のところで生物学的に残ってる重要問題のうち、なにが解けそうかを見つけ出すのがうまい」

    と言う答えを出せる範囲でもっともインパクトのある問いこそが意味のあるイシューであることを表現した言葉です。
    ありきたりな問いでは差別化が出来ないし、実現可能でなければ時間と手間の無駄に終わるので、イシュー設定にはこの2つの軸が重要と感じました。

  • 2回読んだが、また何度と読み直したい

  • 思考法

  • どう問題解決を図るかではなく、どの問題に取り組むかのほうが重要、ということだった。

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著者プロフィール

慶應義塾大学 環境情報学部教授。ヤフー株式会社 CSO(チーフストラテジーオフィサー)
データサイエンティスト協会理事・スキル定義委員長。東京大学大学院生物化学専攻にて修士課程終了後、マッキンゼー入社。4年半の勤務後、イェール大学脳神経科学プログラムに入学。2001年春、学位取得(Ph.D.)。ポスドクを経て2001年末マッキンゼー復帰に伴い帰国。マーケティング研究グループのアジア太平洋地域中心メンバーの一人として幅広い商品・事業開発、ブランド再生に関わる。2008年よりヤフー。2012年7月よりCSO(現兼務)。全社横断的な戦略課題の解決、事業開発に加え、途中データ及び研究開発部門も統括。2016年春より慶応義塾大学SFCにてデータドリブン時代の基礎教養について教える。2018年9月より現職。内閣府 総合科学技術イノベーション会議(CSTI)基本計画専門調査会 委員、官民研究開発投資拡大プログラム (PRISM) AI技術領域 運営委員、数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度検討会 副座長なども務める。著書に『イシューからはじめよ』(英治出版、2010)

「2020年 『シン・ニホン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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