- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862760999
感想・レビュー・書評
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自身も約17年間非営利法人の経営を行ってきた著者による経営指南書となっている。そのため、営利法人、非営利法人双方にとって、非常に気づきの多い内容となっている。
事例としては非営利法人の事例が多くを占めるが、いかにお金をかけずに(ゼロから)、ビジネスを飛躍させていくか、そのヒントがふんだんに盛り込んである。
・簡単に参加できるとは、支援をうまく行動に落とし込むという意味だ。その行動は、組織のメッセージを強化しつつも、参加者の日常生活をほとんど変えなくてもいいようなものだ。助けずにはいられなくさせるのだ。
・TFAの卒業生は、数年の間に組織のもっとも強力な資産となった。様々な領域の実践的なプログラムを提供することで、元スタッフと緊密な、長期にわたる関係を築いている。
・寄付してくれそうな人に自分たちを売り込む時、次の3つを自問する
①相手が私たちの活動を気にかける理由は何か
②相手は私たちに何を求めるだろう
③どうすれば相手の要求にうまく応えられるか
・何かを売り込みたいなら、しての想像力に任せてもうまくいかない。細かく特定することで、望みが具体的になり、実現される。もし断ったとしても、それが交渉の始まりになる。
→「助けてください」よりは、「6月の第一週に10人の夕食会を開くのを手伝ってください」
・賢い非営利組織は、抽象的な数字を日常的な分かりやすいものに置き換える。
→このスウェット(二〇ドル)を買えば、一生分の清潔な水を与えることが出来ます詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
社会に貢献したい人の持つ欲求を如何にビジネスに置換するか。面白かった。
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アメリカでけっこう有名なNPO「ドレス・フォー・サクセス」の創始者の著作。
NPOの中の人たちのモチベーションにも興味があって読んでみた。
営利企業の発想よりシビアに、よりクリエイティブに、エキサイティングに…と、厳しい環境を前向きに表現する姿勢は好感がもてますな。
ボランティアと間違えられることもいまだにあるけど、高度にビジネスを知る人間じゃないとNPOの運営は務まらない。
それだけに社会人にとって参考になりそうなエッセンスが多数。 -
「何もない所から始める」
NPOは少ないもので多くのことをやるのがうまい。
営利企業と非営利企業の違いを見て、ゼロからものを考える力=創造性について述べてあります。
個人で働く際には役立つことがたくさん。なんでも非営利がいいというわけではなくて、ゼロから生み出すための考え方を忘れないようにしようってことか。
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お金だけでやる気なくなる人はほとんどいない。会社の目標と自分の目標が同じなのです。
どんな業界の企業でも「一人ではできない大きなこと」というコンセプトを念頭に置くべきだ
野心的なミレニアム世代は、私達が水と食料を糧にするのと同じように、責任を糧にする
ゴールドマンサックスとマッキンゼーは元社員との絆をとても上手に維持している
これとは反対に離職を追放にしてしまう企業もある
採用面接では「自由時間に何をしているか」「20年後にどうなっていたいか」「世界中で一番夕食を食べてみたい人は誰か」と聞くべきだ。
どんな会社もゼロから始まったのに、どこかの時点で金、人、モノがあることに慣れてしまう。何もないときの創造性を働かせるべきだ。 -
非営利組織の経営や取組における様々なアプローチが書かれた本。
工夫の仕方は勉強になります。 -
2011/8月
NPOなど非営利組織の運営から見る、必要な経営手法。 NPOはただの慈善事業ではなく、もちろん事業として経費も収入もあり。ただ営利による利益還元でないだけで経営、財務もあるんだなあ お金、物質だけで価値がはかれないことがわかってきたので、必要になってくるんだれうな。だからといってお金を無視していいわけじゃない。 -
人材、費用、職場、仕事相手などすべて、
ものすごく少ない資源から多くの効果、利益を生み出す工夫について書かれた本です。
何も無かったらどうするか考えよう、という意識の転換。
今まで全くなかった考え方ばかりが載せられています。
クビにする、給料を下げるぞ、という脅しは、
営利企業なら通用しますが、非営利企業に属するボランティアに対しては
全く意味をなしません。
だからこそ、そういった従来の営利企業の常識的な人材活用ではなく、
何も無い状態でスタッフのやる気を喚起し、喜んで取り組んでもらうための
工夫、アイデアが重要なわけです。
そんな工夫やアイデアが11つ紹介されています。
非営利企業で生み出されたこの考え方は、
今後組織内の人材に本当の意味でイキイキと情熱的に仕事に取り組んでもらい
より一層有効活用するためにもかなり有効な手段だと思います。
こんなにワクワクできる本に出会えたのは久しぶりです!
自信を持ってお薦めします。 -
見せ方、巻き込み方、コトの創り方、などGranmaっぽい点が多々。とはいえ、暗黙的すぎるぼくらの実践の言語化の参考として非常にシンプル。
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2011年度23冊目。
自社本のため割愛。