- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862801326
感想・レビュー・書評
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興味をもったのはやはり
ネガティブという言葉に惹かれたから。
最初に読み始めると、この作者は霊能力者らしく
スピリチュアルな話からいきなり始まり
これは間違えたかもな、私はそーゆー占い師的な助言を求めて、この本を手にとった訳じゃないと思った。
でも、読み進めていくと、内容はそれほど胡散臭くもない。
むしろ、世間では肯定されてることをずばずばぶった切る割には、最後ちゃんと納得いく結論で締めるので、
これはもしこの作者がペテン師だったら
確かに信じてしまうかもなと思わざるを得ない作品詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これはすごい本ですよ。これまでの価値観がひっくりかえされました。ネガティブって大切なんですね。これまでの私は、ネガティブを悪者にしてきたことで葛藤していたんですね。もっと泣いたり怒ったりしていいんだって思えたら、視界がクリアになりました。もっと早く読めばよかったなー。
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[まだ途中]
神秘体験などない僕の感想なので、
著者に共感出来るはずもなく、
何か、腑に落ちない点を多く感じる。
そもそも、魂の成長、進化など僕は求めていない。
いかに生きるか。
そのヒントになる考えが聞きたいだけだから。
一つ、独善的である。
「人間とは、本来何々である」とよく言われる。
闇を受け入れない事が歪みを生むだとか、
怒りは、表現することでしか開放されないとか。
ある意味では正しいと思う。
でも、それは一面でしかないのだろうな、と。
その人が、そう捕らえるからそうあるのだな、と。
けれど著者は、それが当然であるかのように、
人間は本来そういうものだ、そうあるべきだという。
そこが独善的に思えてならない。
陰陽道も、真理ではありえない。
陰陽道だけが、真理だというのなら、今すぐ、
西洋医学の風邪薬やサプリメントを止めて、
漢方薬を飲み、鍼灸ですべて治療すべきである。
たしかに風邪薬を飲まなくとも、風邪は治る。
三日も寝ていれば治るように、
人間の身体は出来ているし、長期的に見て、
風邪薬がその人の身体に歪みを生まないかというと、
それは、様々な意見がある。
けれど、多くの人は風邪薬を選択する。
それは「効く」からだ。
人間関係も同様のことだろう。
空気を読んで自分の感情をぐっと抑える。
それは、長期的に見て歪みを生むのかもしれない。
でも人間関係において、それは「効く」のだ。
「怒りは必ず相手にぶつけるべきだ」というのも、
著者の中では、唯一正しいことなのだろう。
でも、はたしてそうだろうか。
皆が皆、著者と同じメンタリティで出来てはいない。
それを独善的に自分は正しいというように聞こえる。
それは、一人の人間としてなら、
傍迷惑であるが個性として受け入れられよう。
でも、このような本を書く、
スピリチュアルリーダーとしてはどうなのだろうか。
自分のことしか語れていない。
他人が自分と違うことを理解していない。
たしかに、視点は鋭い。
現代社会やニューエイジの問題点を捉えようとする、
その試みは、すばらしいと思う。
しかし、社会や人間関係について語ろうとしながら、
「私と同じ通りにすれば大丈夫」では、
説得力に甚だしく欠ける。
陰陽の世界観、価値観は分かる。
ただし、それを受け入れ世界作っているのは自分だ。
自分というエゴである。
どうしなさい、こうしなさいというのは、
スピリチュアルカウンセラーとしては、
言わなければいけないのかどうなのか、僕は知らないが、
著者の経験などを通して、そればかり聞かされると、
まず、それが基本になっているのではないかと思う。
感じざるをえない。
自分が傷つき、それを克服することが出来ない。
その方便として陰陽の世界観に言い訳をしている。
それは、生きる技術としてはいいだろう。
そして、その世界観も経験も語るのもいい。
だがそれを、スピリチュアルリーダーとして、
社会的にこうあるべき、と導くのには納得いかない。
所詮、スピリチュアルリーダーとは、
その程度なのかと思ってしまう。
善悪の価値観や感情が先にあってはならないのだ。
センスは良いけれど感情に流されやすい。
日本の女性に良く見られる傾向だから、
同じ女性には、支持されるのかもしれない。
でも、男性の僕から見ると、それは所詮エゴだ。
理屈臭い男性の屁理屈かもしれない。
でも、そう思う。
こういう価値観なら、幸せになれる。
こういう感情があるから、こう考えるべき。
このような言い方を、やはり僕は信用出来ない。
なぜなら、価値観も感情も、
自分の中にしかないエゴだからだ。
それは、自分で決めなくては意味がない。
価値観や感情を超えたところに、
魂の成長があると言われたほうが、まだ、
あぁ、そういう考え方もあるねと納得出来るのだが。
価値観や感情の奥にある、
自分の摂理、人間の摂理、そんなものしか、
基本、人に教えることなど出来ない。
著者のネガティブを受け入れるという摂理は、
自らの経験、価値観からしか肯定しえていない。
だから、僕は独善的だと言う。逆だと感じる。
ネガティブを受け入れるということが、
本当に誰でも当てはまる真理だとするには、
それに従属する価値観や感情は理由にならない。
それでは、自らのエゴを守るために、
陰陽の摂理が存在することになってしまうではないか。
それでは、僕には受け入れられないと思うのである。 -
ポジティブシンキングに疲れてしまうことは多い。
そんなときに、逆の視点で考えさせてくれる。
多面的な見方を提供してくれる
でも、ちょっと宗教チックか。。 -
甘言いっぱいのスピリチュアル系癒し本とは一線を画す内容。
筆者は女性なのだけど、求道者のような強い口調で、真理を
ズバッと言い放っていくのが心地よい。
でも嫌いな人は大嫌いだろうな・・・。
「善人で在ろうとするな、賢者で在れ」
この言葉が好きだ。
すっきりするので時々読み返したくなる。 -
力強い文章で、心にグサグサと刺さってくる感じ。
読む前は暗い表紙だなと思ったけど、読み終えた後は違って見えてくる。 -
他人に「傷つけられた」という主張をする時、自分がどれだけ相手を傷つけたかを棚に上げて、自分を被害者と思い込んでいる。
この辺りの考え方が自分には刺さった。
私も人に傷つけられたと感じることが多く、どうしてこんなに苦しいのか、求めるものを与えられないのかと嘆きたくなる時がある。
他人に期待するのをやめて、わがままに、「我がまま」に生きる。大事だな。
いや、分かっちゃいるけど難しいな。
いやいや、難しいけど、やっぱ大事なんだな。 -
何を言ってるのかさっぱり。
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人格統合(上)を先に購入したところ、こちらを先に読んでいることが読み進めるための前提とされていたので購入したが、腑に落ちないところが満載だった。冒頭でも、「この本に書いてあることでも疑ってかかれ!」と書いてあったので、本の内容に共感せずとも良いのだろうことは理解しているが、一番消化したいと感じた部分はなかったので、相変わらず疑問を抱えたままになった。ある程度、ニューエイジ系の本を読んでいないと理解しづらいと思える部分もあるので、この手の入門書にはならないと感じた。
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まだよく分からない.
スピリチュアル関連には全く興味も知識も持たないまま,あることがキッカケで本書を手にした.そして最後まで客観的意識を保ったまま本書を読んだ.
総合的に見てもう一度読んでみたいと思う本である.スピリチュアル的な話(弘法に教えを受けたとか宇宙の心理をマスターしたとか)は全くもって胡散臭いとしか思っていない.一方,仏教関連からの教えを説いているため「人としてのあり方」についての心の持ちように関しては説得力のある内容が多かった.ただ,こういう時はこうしろというような行動指針を示す内容よりは考え方重視の内容が多い印象を受けたため,自分の現状に対する「気付き」を与えるための本だととらえた方がよい.