- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863111820
作品紹介・あらすじ
ペットの最期の言葉を、私は飼い主に伝える。
子供の頃の交通事故をきっかけに、生き物の言葉がわかるようになった薫(25歳)。
派遣切りで職を失った彼女が再就職したのは、ペットシッター「ちいさなあしあと」。
主な仕事はペットの看取りだ。
悩みを抱えた少女に寄り添う犬、失恋した青年と暮らすうさぎ、家族の真実を見ていた猫......。
彼らの最期に立ち会い、見送り、その言葉を飼い主に伝える。
感動が止まらない!
逝くものと残されるものとの心ふるえる物語。
装画:げみ
感想・レビュー・書評
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やっぱりテーマがしんどい
陽太のキャラが救いです
もっと出番増やしてほしい
畳みかけるような言葉の羅列は残酷な方へ進めていくよう
魅力的な人物も出てこないし
いい所なしって感じなんだけど
続編も読んでみたい気になった
しんどい表現は飛ばし読みすればいいしね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ペット達の最後がいつも飼い主への愛で詰まっていて切ない。
過去の傷のため上手く自己主張できない主人公も、この物語にぴたっとはまっています。いつも薫を気にしてくれている陽太の存在が大きくて、会えて良かったと思います。 -
何も自分で決めたことがない薫。そんな彼女の新しい仕事はペットの死を看取る仕事。ここまで気力のない主人公も珍しい。続編読みたいなー。
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少し感動したかも~~
我が家も5歳の白柴と暮らしており、感情移入してしまっている。どうぶつとの接し方を考えさせられる・・・・
【本文より】
「あたしが死んだらきっとすごくたくさんの物が残っちゃうんだわ。服も、バッグも、炊飯器もレンジも・・・・。
物はたくさん残るんだけどあたしは誰の記憶にも残らないかもね。マロンが残してったのなんてゴミ袋ひとつ分もないのよ。それでいて恐ろしいほどたくさん、あたしたちの中に足跡を刻みつけてったの。ちっちゃいくせに、強烈な足跡をね」 -
どんな最後でも辛い。
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鳩は愚痴っぽいって...
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最近、本でも音楽でも涙が出ることなく。
あぁ、かわききってるなぁ。
鈍感な感性に、自分で淋しさを感じてて。
この本は、そんな今のわたしに、涙を流させてくれた。