- Amazon.co.jp ・本 (583ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863329294
感想・レビュー・書評
-
クリスマスがテーマのハッピー・ストーリー4編。
スパイスもありだけど、基本はシュガーたっぷりのロマンスです。
「ホワイトナイトにキスをして」ビヴァリー・バートン
クリスマスに家族の集まりを避けて別荘に向かったケイティ。
亡くなった夫の車で道を外れてしまい、助けてくれたマイクと雪の中、閉じ込められることに‥
「ツリーがくれた贈り物」ファーン・マイケルズ
成功した建築家のガスは、父親のツリー農場が危機に瀕していると知り、助けに行くが、頑固な父は喜ばない。
やはり、気の合わない母親のために帰郷したエイミーと出会う。
家族の和解と大人のロマンスで、ほっこり。
「秘密のサンタ」シャーリー・ジャンプ
同僚のジェイクに恋するナタリー。
会社の企画で、クリスマスにくじ引きで決まった相手にプレゼントを贈ることになるが‥
恋の駆け引きは?
「クリスマス・デザートは恋してる」ジョアン・フルーク
クリスマスにも寮に残る子供達を監督する教師のジュリーとマットは惹かれあう仲。
子供達は二人の結婚が決まるかどうか賭けを始めて、邪魔に入る。
クリスマスのスイーツが寮にないと知ったハンナは、力を貸すことになり‥
ジョアン・フルークの名前があったので、コージー・ミステリのアンソロジーかと思ったら、違った‥
中篇なのでそれなりの読み応えはあり、事件物よりは気楽に読めます。
ジョアン・フルークのは殺人のない軽い話で、これはこれで好き♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジョアン・フルークが入ってるので読みましたが、
ロマンスは苦手。
「ツリーがくれた贈り物」が一番おもしろかった。
でも似たような短編なら、コニー・ウィリスの
「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」の方がおもしろい。
ラストの「クリスマス・デザートは恋してる」で、
お菓子探偵ハンナ・スウェンセンたちが登場するのが嬉しい。 -
イラストレーション / MASHIRO★
ブックデザイン / 鈴木成一デザイン室
原題 / "Ghost of Christmas Past"(2006)
"The Christmas Stocking"(2006)
"Twelve Days"(2006)
"Twelve Desserts of Christmas"(2006) -
クリスマスのためのロマンス短編集。4編収録。
ジョアン フルークの名前があったので、ミステリだと思って読んでびっくり。べたべたに甘いロマンス小説集だった。
ジョアン フルークもたいした謎解きみたいなのはなく、なんとなくハンナの大岡裁きを楽しんで終わりと言う…。
ジョアン フルークのレシピがいくつか載っていたけれど、シリーズで既出のものだったし。
ロマンス小説はごくたまに読みたくなるけど、不意打ちされるときついな。本を読む前には下調べしなくちゃ。