- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863329492
感想・レビュー・書評
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大切な本との出逢いはいつも突然である。
本を読むくせに、何が良かった?と言われるといつも答えに詰まる。だって良かったんだもん!(笑)
主人公の女の子の心情が、拙いけれどじんじんと伝わってきたからだと思う。
相手の存在を知らせる光るグラス。離れていてもぴかぴかと光るそれで、幾夜安心し、孤独を癒したことだろう。
その情景を浮かべるだけで、きゅんと切なくなりませんか?(笑)
遠距離恋愛をしている人には、ぜひ。ぜひにと薦めたい作品。 -
ネタバレあり。
結局女の子の気持ちが揺れなかったから★4つです。
遠距離はほんとに辛いんだな、ってことがヒシヒシと伝わってきた!
やっぱり飯田雪子さんの本は読みやすいし、感情の表現の仕方が好き! -
さびしい、をテーマにした遠距離恋愛の話。お互い素直に思いをぶつけることってとんでもなく勇気がいることだし、相手を想うからこそ我慢してしまう気持ちはすごくわかるなあ。恋人であれ、友人であれ。登場人物の気持ち描写がうまくて誰かには共感しそう。
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遠距離になった主人公の前に出て来たのは
抱く、を仕事とした男。
変な商売ですが、都会ならありえる仕事…かも?
ただ慰められたい時、とかありますし
多分そんな感じかと。
作中主人公が言っていましたが、ほとんど稼ぎがない。
読み進めていくと、なるほど、で納得できましたが。
ただただ、ふぅん、という感じで読み進み
主人公の遠距離相手も緩やかで…。
とはいえ、行動に移す時は移すようです。
強弱、大事。 -
遠距離恋愛の話。
菜月と峻の関係性が素敵です。
"そこにいることがあたりまえ"
菜月の切ない気持ちが伝わってくる。ワイングラスは良いアイテムだった。私ならグラスばかり気にしてしまいそう。
学生の時の感情がうまく伝わってくる。社会人なら仙台は遠くないけど大学生としては遠い距離だよな。
峻も良いけど、龍生に抱きしめられたいと思ったり(笑)
2011年12月07日 22:16 -
ありきたりのよくある恋愛小説。
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ライトノベルのような地に足の着いていない子ファンタジーな小説を読む気になれず、買っておいた本書を選んだ。これが大正解。穏やかで優しくて、その時のフィーリングにぴったり。
人付き合いは苦手、甘やかされてきたけど甘えるのは苦手、でも顔には出る、合コンに出るよりも本を読んでいる方がいい。そんな主人公に共感して、恋する気持ちに泣きたく切なくなって、最後まで一気読みした。恋する気持ち。会いたい想い。切なさと寂しさ。シンプルで初めてででも大きくて。登場人物がごちゃごちゃしていないのも好印象。主人公の菜月、友達の梨花、遠距離恋愛の彼氏の峻、抱きしめ屋の龍生にほのかな憧れの郷子がアクセントをもたらす。読み終わって穏やかな気持ちになれた。私は私でいいのだ。穏やかに、好きなものに囲まれて、好きなこととちょっとしたバイトをして、心安らかに暮らしたい。世の中は刺激と欲望をもたらすものが多すぎる。 -
逢いたいときに逢えない。
崚の代わりにぬいぐるみを抱き締めても、そのぬいぐるみが抱き締め返してくれることはない。
遠距離恋愛の淋しさ。
まっすぐに彼を想っていけるかどうか不安な時、誰に支えてもらええばいいの?
崚と菜月のすれ違い。
そんなとき出会った龍生。彼には、ずっと忘れられない恋人がいる。
「俺が菜月を好きで、菜月も俺が好きだったらよかったな」
決してふたりが交わることはなくて。
光るグラスとともに、崚と交わした約束。
”同じグラスで、一緒にお酒を飲もう”
消えた灯り。お願いだから、もういちど光ってほしい…この光は届いてるの?
あたたかくて、胸が締め付けられるように切なくて。それでも…優しい。そんな、物語。 -
遠距離恋愛の人はよくわかるんじゃないかな~
丁寧に、さみしい気持ちを描いた恋愛小説。
恋人との距離感だけでなく、離れた家族との距離感も描かれています。
娘が読めるかなと買っておいたものを、さくさくと2時間くらいで読んでしまいましたが、ほんわりとしました。 -
この人の本はせつないばかりかと思っていたけど、みんなが望むようなハッピーエンドでほっとした。菜月ちゃんが強い子で、すごく憧れる。途中のクリスマスのところはドキドキしたし、恋ってこんなにキューンってするんだっけ!?って思った(笑)ずっと続くような恋がしたいなーキャー
上手く行かなかった・・・生活の組み立てが身の回りと、彼女の二つに分かれてしまって。。でも本当は何がダメだった...
上手く行かなかった・・・生活の組み立てが身の回りと、彼女の二つに分かれてしまって。。でも本当は何がダメだったのかな?
コレを読んだら何か判るかなぁ、、、