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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863852372

感想・レビュー・書評

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  • たべるのがおそいvol.2をようやく。
    たべるのがおそいですが、面白かったです。
    今回の特集の「地図ー共作の実験」、津村記久子「私たちの数字の内訳」、森見登美彦「チーズかまぼこの妖精」、アンナ・カヴァン「カウント・ダウンの五日間」が好きでした。森見さんのお話はかわいい。
    短歌も面白かったです。

  • 「じつはわたくしはチーズかまぼこの妖精であったのです。あなたに正体を知られたからには、こうして一緒に暮らしているわけにはまいりません。さようならーーぺっこり四十五度」
     敬愛する森見先生の「チーズかまぼこの妖精」は相変わらずヘンテコであった。聖なる〜の浦本探偵との久々の邂逅に心が躍る。アルパカ、否、ノラパカのかわいさたるや。

     津村記久子「私たちの数字の内訳」もよかった。女同士あるある。グループ内で、「好き」のエネルギーを奪われる感じ、すごくよくわかる。

     上記2名(+穂村弘氏)以外は、絶対に自分では手に取らないであろう人々の著作だったが、意外と楽しめた。詩や短歌、異国の作品は、新鮮さを私に注いでくれた。

  • 現代の日本作家を読む機会がなかなかないのですが、この雑誌では面白い作家がバランスよく入ってて、楽しく読んでます。森見登美彦など有名作家もいるし、海外の翻訳作品もあったりして楽しめます。
    「回転草」は色々と衝撃でした。そう来たか、と。西部劇のぐるぐる回ってる草にそんな過去が。これからあの草を見ると思い出すでしょうw

著者プロフィール

1954年生まれ。翻訳家、法政大学社会学部教授。フィクション、ノンフィクション、児童書など、多ジャンルにわたって翻訳を手がけ、特に海外のYA(ヤングアダルト)作品を精力的に翻訳し、日本に紹介。訳書は550点以上。主な訳書に『武器よさらば』(ヘミングウェイ)、『青空のむこう』(シアラー)、『月と六ペンス』(モーム)、『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年』(サリンジャー)、『リズムがみえる』(アイガス)など。エッセイ集に『サリンジャーに、マティーニを教わった』『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』など。日本の古典の翻案に『雨月物語』『仮名手本忠臣蔵』『怪談牡丹灯籠』など。ブックガイドに、『10代のためのYAブックガイド150!』、『13歳からの絵本ガイド YAのための100冊』、『翻訳者による海外文学ブックガイドBOOKMARK』など。

「2020年 『ゴーストダンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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