十年屋 2 あなたに時をあげましょう

著者 :
  • 静山社
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本棚登録 : 610
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863895010

作品紹介・あらすじ

ひとから見たらがらくたでも、絶対になくしたくない、捨てられない。そんな大切なものを、十年間、魔法で預かってくれる不思議なお店「十年屋」。さて、魔法使いと執事猫のカラシのもとに、今日はどんなお客さんがやってくるでしょう――。感動の声続々!「銭天堂」の著者がおくる新シリーズ第2巻。(小学校高学年~)

感想・レビュー・書評

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  • 子供の本を勝手に読む。おもしろー。
    人魚の飴細工のお話はすごーくよかった。カラシちゃんで解決してしまう。
    たまにはカラシに美味しいケーキをご馳走するのもいいですねー。読んでみたい!

  • 短いエピソードだが、読者に未来への希望、現実世界での取り組み方を考えさせるストーリーに続きが楽しみ。

  • 今回もなかなかでした。

    最初のカヤの物語が一番良かったかな〜。バイオリン、難しいんだろうなあ。ピアノなら弾けるけど、バイオリンって難しそうな感じがある。
    ミミとカヤにほんわかしました。

  • とてもよかったです!
    今作品も登場人物たちに癒され、また優しくてとても温かい物語でした。
    ますます十年屋さんとカラシには魅了されます!
    続きも読みたいと思える作品です

  • 【収録作品】プロローグ/1 愛しのバイオリン/2 せつない宝箱/3 麗しの人魚/4 悲劇の足/5 思いがけない預けもの/6 いろどりの魔法使い/エピローグ

    預けたり預けなかったり。取り戻したり、そのままにしたり。ちゃんと向き合わない人にはそれなりの結果があって、道徳的なところもある。

  • これの著者があの銭天堂を書いた人だとは知りませんでした。

    どんな物でも預け手の寿命1年と引き換えに10年預かる十年屋。流石に2冊目だけあって内容が凝っています。「せつない宝箱」にはホロリとさせられたし、「麗しの人魚」はなるほど。「思いがけない預けもの」の思いがけない結末。

    ほんと、よくできているもんだ。

  • 978-4-86389-501-0
    C8093¥1200E.

    十年屋 2 あなたに時をあげましょう

    2019年2月14日 初版発行

    作者:廣嶋玲子(ひろしま れいこ)
    画家:佐竹美保(さたけ みほ)

    発行所:株式会社静山社
    --------------
    カバー袖より
    大切なものや、隠しておきたいモノなど、どんなものでも、十年間、魔法であずかる、不思議なお店「十年屋」。
    魔法使いと執事の猫のカラシのもとに、今日はどんなお客さんがやってくるでしょう。
    ------------------------
    もくじ
    プロローグ
    1 愛しのバイオリン
    2 せつない宝箱
    3 麗しの人魚
    4 悲劇の足
    5 思いがけない預け物
    6 いろどりの魔法使い
    エピローグ
    -----------------
    怖いだけじゃない、かわいいだけじゃない、読み終わって余韻が残る。ありがちな日常がとりこまれていた。


    メモ
    十年屋
    カラシ 執事猫 オレンジ色 黒のベスト
    テン いろどりの魔法使いとしてデビュー。
    ~ 十年屋が店を構えるこの横丁に新しく店を構えた。寡黙。使い魔のカメレオン、パレットといつも一緒。
    テン 8歳くらいの男の子 丈の長い水色のレインコート 水色の長靴 
    エメラルド色のカメレオン テンの使い魔パレット
    テンはいろどりの魔法使いとしてデビュー
    黄昏横丁2丁目に越してきた自分の魔法を見つけたれっきとした魔法使い。
    許可をもらい店を出すために材料集めに来た。

  • 今回も様々なお客さんがやってきて…

    せつない宝箱では、あることがきっかけで母親に心を閉ざしてしまっていた男性が母親が預けたものを十年屋に取りに行ったことで母親との距離が縮まっていったのが感動!

    思いがけない預けものでは、赤ちゃんを抱えたシングルマザーの人がやってきて、最初は赤ちゃんを預けたいと言ってやってきたがでも赤ちゃん渡したくないというふうになり、子供を大事にしてるいいお母さんだなと思った!
    暗い(ネガティブな)気持ちも預けられるんだと思った。

    他にも嘘つきな少女や飴を預けに来ようとしたけど帰ってしまった女の子、バイオリンを預けてほしい女の子。
    そして最後には、いろどり屋の登場!!照れ屋さんだけど素敵な色をつくる彼とカメレオンのコンビがいいなと思いました!

  • 共感できる話と出来ない話がある。

  • 子どもにお気に入りの児童文学だとおすすめされて読んだ。ひとつひとつの物語が読みやすいのはもちろん、色や食べ物の表現がとても綺麗で素敵だった。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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