部下を育てて自分も育つ 5つのマネジメント・プロセス
- 日経BPコンサルティング (2012年3月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864430012
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会社が成長するには、
会社の社員の成長、
そして、年長者やマネージャー自体も含めて
全体が成長していく必要があります。
本日ご紹介する本は、
人の成長のために
有効なマネジメントについて
分かりやすく述べられた1冊。
ポイントは
「人が育つ仕組み」
です。
社員全員が成長できる仕組みがあるかどうかによって、
長期的に会社が強くなるかどうかが決まります。
そして、仕事自体が成長の機会であり、
意図して挑戦の機会を作らない限り、
会社も人も成長しません。
「期待」
1人ひとりに期待する目標を決めます。
目標を決め、期待を伝え、PDCAをまわし、
チームで「実行を徹底する」ことが重量です。
”人から期待されること”、
”チームで確認し合うこと”
が継続のポイントです。
「他者の声」
自分一人、あるいはチームメンバーだけの意見で
物事を進めていると、どうしても偏った
考えになってしまします。
”顧客の声”と”社内の他部門の声”を
常に意識し、仕事の原点に据えることが必要です。
外に出て行って話しを聞きましょう。
「自立」
ひとから指示された仕事は
どうしても、いやいや仕事になりがちです。
自らやりたいと思うことが大事です。
マネージャーと周囲メンバーはアドバイザーとなり
本人が「来月はこうする」という意志を持つように
周りのメンバーでサポートできる形が理想です。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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人材力が会社の基礎体力を示すバロメーター
意図して挑戦の機会を作らない限り、会社も人も「スモール化」という負のスパイラルに陥る
①会社の成長戦略 ②チームの目標達成 ③人の成長と育成ビジョンを重ね合わせる
目標を決め、期待を伝え、チームでPDCAをまわし、「実行を徹底する」こと
3年後の姿から逆算し、1年後の実現可能な通過点を描く
「社内外の顧客の声」と「社内の他部門の声」を仕事の原点に据えることが必要
一般的に、PDCAの問題は、CとAが欠落しているため、Dが深まらない
自覚を促して深く思考させ、困難な状況下でも実行できるようにあらゆる準備を想定させること
わざわざシートに記入させるのは、自分との約束であり、チームメンバーとの情報共有のため
メンバーの成長にどれだけ貢献できたのか、自分自身の取り組みを振り返る
仕事と成長に対して評価し「ほめる」こと、「認める」ことは、メンバーの上昇意欲を高める
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◆目次◆
第1章 職業人生から得られる成長の機会
第2章 組織の活力を生み出すマネジメント
第3章 マネジメント・プロセス改革〈1〉 変革を生み出す目標設定
第4章 マネジメント・プロセス改革〈2〉 成長課題を一人ひとりに展開する
第5章 マネジメント・プロセス改革〈3〉 実行徹底のためのPDCAの仕組み
第6章 マネジメント・プロセス改革〈4〉 チームで人を育てる
第7章 マネジメント・プロセス改革〈5〉 成長のカンフル剤
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◆マインドマップ◆
http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/7c292155411b2425.png
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マネジメントが体系的に書かれている。特にアサインの重要性が印象的。仕事の変革にどう個々人のキャリアアップを絡ませていくかが、マネージャーの資質。
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パラパラめくったはずだが、記憶に残っていない。
アマゾンの評価では上々のようだから、悪い本ではないようだ。
たぶん、自分には必要のない本だったに違いない。 -
仕事を通じいかに人を育てていくか、そして、そのプロセスを通じて自分がどう成長していくか、とても参考になります。