【小説16巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員4」 (本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~)
- TOブックス (2018年9月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864727242
作品紹介・あらすじ
2022年春TVアニメ第3期放送決定!シリーズ累計500万部突破!(電子書籍を含む)
感想・レビュー・書評
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ヴァイスシュバルツの衣装で、
刺繍をしたくないために、色々とやっちらかす。
あと、”実母”の里、ハルデンツェルでのやっちらかし。
あと、下町でのエントヴィッケルン(魔法での瞬間撤去&建築)
おもろいねぇ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ふたたび貴族院に戻るまでの小休止というか、おだやかな巻。
久々に本の知識を活かした、新しい技術が登場。
現世と異世界のすり合わせがおもしろいところなので、こういうエピソードが増えてほしい。
すり合わせといえば、恋愛小説の常識の違いにも笑ってしまう。
ユルゲンシュミット全体に話が広がり、壮大になる反面、やや説明的。
〈神殿〉の見方が変わりそうな巻。
最後の4コマが、変わらずたのしかった。 -
前半は気になってた対抗戦の結果発表、そしてヴィルフリートとの婚約発表で周囲との情報共有が行われた。
なんかこの話、だんだんお仕事系ファンタジーになってきてるな。
祈念式や刺繍といった神殿関係、貴族関係のワードが連なる中、下町の浄化作戦はマインと下町関係者がよく連携が取れてて良かった。
他領とエーレンフェスト内の文化レベルにもいろいろと違いが見えてきて、それも面白い。 -
領主会議は心配していたよりもスムーズに進められたようで一安心でした。その裏で神事を行うローゼマインたちも特に大きな問題を起こすことなく、順位を上げたエーレンフェストのために粛々と準備を進めます。
いよいよ、他の領地から承認がやってくることになり、ローゼマインが創りだした様々な商品が中央へと広がってゆきます。印刷業が進み、さらに本が増えることを祈るばかりです。
心配なのは、相変わらず暗躍しているジルヴェスターの姉、ゲオルギーネです。彼女なりの「正義」があるのかもしれませんが、どうしてもローゼマインの側から見ることになりますから「悪女」のイメージがぬぐえません。
貴族院での二年目がはじまると、また波乱があるのでしょう。彼女の娘・ディートリンデの存在も不安要素ですが、持ち前の起点と魔力でぎゃふんと言わせてほしいと思います。 -
ローゼマインの書いた恋愛小説が破廉恥扱い
エルヴィーラの恋物語はやたらと神々を称える描写があったけど、実は恋愛表現だったというね
その様をインド映画のように例えるのは感覚としてよくわかる
ハルデンツェルでの祈念式
古の儀式で行った祈念式で春の訪れが早まるのであれば、クラッセンブルクの収穫量が増えて、ダンケルフェルガーとの順位争いの元になる未来が見えるなぁ
エグランティーヌ様がアウブクラッセンブルクから何かと要求されそうで大変
でも、新たな立場で得た強さとしたたかさで何とかやり過ごしそうな気がする
ギーゼルフリートのSS
レティーツィアとヒルデブラントの経緯
ヴィルフリートの婿入りを望んでいた理由などよくわかる
この時点でフェルディナンドへの着目があったのですねぇ
何というか、全てゲオルギーネの掌の上な気がするんですが……ゾワゾワ
情報を上手く使って人の思考を導く能力が怖い -
多分再読6回目。今回笑ったのは、
P52「男女が出てきて見つめ合ったかと思えば、いきなり群舞のコール・ドが湧いて出てきて、歌とダンスが始まるインド映画のよう」
うんうん、インド映画ってそうだよね。矢口史靖監督の『ダンスウィズミー』で笑いのネタにされてたけど、確かにインド映画!
この作者さんの感性好きだ。 -
これまでの経過などをまとめている内容が多かったです。読みどころは表紙と折込の絵になった、エーレンフェストの下町の作り替えでローゼマインが放った魔法と、ハルデンツェル(エルヴィーラの出身地)の祈念式でやらかした奇跡でした。
次はまた貴族院にもどるかな?染色事業もどのように動いていくか、見守りたいです。 -
ローゼマイン視点からだと相変わらず分かりにくいんですが、貴族院から帰ってきた後も少しずつ周囲とずれた方向に進もうとしちゃいますね笑
それらの行動が、結局「聖女らしい」の評価に収束してくのが不思議です。
そんなほのぼの回な巻でしたが、随所に不穏な空気も感じます。とりあえず、次巻で婚姻がどの方向に向かっていくのか気になります。