江戸おんな歳時記

著者 :
  • 幻戯書房
2.00
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本棚登録 : 16
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864880800

感想・レビュー・書評

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  • 江戸時代の女性俳人(千代女、紫白、斯波園女、谷口田女、有井諸九尼、古友尼、榎本星布尼、羽紅、花嬌、花賛女他、もちろん智月等)を紹介した本で、内容はとてもいいです。
    惜しむらくは、著者も記す通り、歳時記の体をなしていない(やたらに前出が出る)のに歳時記と銘打ったこと。怒りを通り越して呆れます。型通り校正等を労っておられますが、明らかな誤字?誤植?も散見します。紅梅に梅花の香りを移してとか、元禄と明治の差は三百年ではない。著者の評釈には納得できないものも多い。酢貝や蛙、「せせる」に値段交渉の字義があるのか疑問。少なくとも熊本や大阪ではありません。アメリカと比べるのも唐突で、何の意味もありません。過去に発表されたものを転載したため、重複が多いですが、これを初出で逃げるのは単にズボラなだけです。その後の発見事項をきちっと注記し、歳時記の体裁で再刊されることを願います。

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著者プロフィール

1934年、島根県生まれ。詩人・作家。連句誌「解纜」主宰。著書として評論に『芭蕉にひらかれた俳諧の女性史』(長谷川如是閑賞入賞論文所収)、『江戸おんな歳時記』(幻戯書房。読売文学賞随筆・紀行賞受賞)など。五十嵐浜藻を主役としたこれまでの小説に『つらつら椿』、『残る螢』がある。

「2019年 『浜藻崎陽歌仙帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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