- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865000313
作品紹介・あらすじ
生命倫理学と障害者コミュニティの間にある溝はなぜかくも深いのか…「怒りの話法」による対立のエスカレートとその背景としての両者の偏見や恐怖を双方向的に解明するとともに、その中にこそある和解、調停の萌芽を探る。障害者コミュニティからの声に謙虚に耳を傾け学び、生命倫理学コミュニティと障害者コミュニティの溝を埋めるための対話を求め続ける誠実な思想的格闘の書。
感想・レビュー・書評
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12月新着
東京大学医学図書館の所蔵情報
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_search/?lang=0&amode=2&appname=Netscape&version=5&cmode=0&smode=0&kywd=4311467965詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
事例を通して、とても考えさせられる内容となってました。
むずかしいテーマでは、と思いますが、考えないといかんなと、自分なりに、考え続けていきたいテーマです。 -
法学の人が生命倫理学の立場で障害学も勉強してみた上で書いた、アメリカの生命倫理の本。
事例が豊富で、生命倫理学・障害学双方の歴史にも触れられている。
ちゃんと読みたいけどなかなか読み進められなくていったん返却。
興味深いけどとても学術な本なので、文章を理解するのが私には難しい。
内容はそんなに難しくないと理解するまでにひとつの文章を何度か読み返してしまった。
用語の説明が後からでてきたりするのも不親切。
この本自体は賢い人向けっぽいからそれはそれでいいんだけど、内容は学術になじみのない「その他大勢」な人に必要なものだ。
アホにも読めるこういう本がほしい。
で、著者は生命倫理の立場の人なので、やっぱりちょっと身びいきな感じがする。
生命倫理学は誤解されていて障害学の活動家はヒステリックだと思っているような言葉の選び方がみえる。
倫理で動いてる生命倫理学者と、自分の命がかかってる障害活動家の「冷静さ」が違うのは当たり前だ。
そこをわかっているか疑問。
ただ、ちゃんと読んだのは最初のほうだけで、あとはほぼ拾い読みだからきちんと読めば違うのかもしれない。