怖れ~心の嵐を乗り越える深い智慧~

  • サンガ
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865640335

作品紹介・あらすじ

マインドフルネスの実践が、「今ここ」において怖れを変容させる。フランスを拠点に世界で活躍する、ベトナムの禅僧ティク・ナット・ハン師による、現代人の心を覆う「怖れ」に向けた処方箋。

感想・レビュー・書評

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  • 朝日新聞で紹介された本である。仏教の教義を述べるのではなく、マインドフルネスとして呼吸法から心を安らげる方法である。具体的な方法も細かくかいてあるので、米国人にとっては分かりやすいであろう。
     日本では、座禅、瞑想、心の落ち着きを得るための呼吸法として、すでに会得している可能性がある。
     米国での大変な精神バランスを保つための処方箋である。

  • 仏教の教えを優しく解説。
    誰もが心にある怖れをどのように飼い慣らすのかについて具体的な方法を説く本。
    著者はベトナム出身の僧侶でフランス在住。
    人々と連携し、様々な精神的な問題を乗り越える方法を具体的に押してくれれる。
    映画監督の相田さんがよく瞑想のことを書いていて、気になっていたので読んでみた。
     言われてみれば普通のことを書いてあるが、日々実践しているかと自問すれば全く実践していない自分に気づく。
    スポーツみあたり、映画みたり、小説読んだりするのも間違いのような気がしてくる。
    今のうちに挑戦してもいいかな。

  • 吐くときに子供の自分を見る。吸うときに子供の時分に慈顔施。まずはここから。

  • 心に怖れがあることを認め、その根源を深く見つめること。そのためにマインドフルネスを実践し、今この瞬間を大切にしたい。

  • 緊急避難でティク・ナット・ハン師におすがりした。四冊目くらい。怖れの原初体験は出生時の苦しさ、眩しすぎる光、判別できない初めて聞く音、肺の中の羊水を吐き出して呼吸を始めること、と言われると覚えているような気がする。傷ついた子供はいる。と最初はボロボロ泣いてました。後半はいつものマインドフルネスの奇跡を丁寧に。忘れずやろう

  • 怖れという感情は、「今、ここ」においては実体がない。
    怖れている自分に気づくこと。そんな自分を認めること。

    などなど、マインドフルネスの実践で楽になる方法が書いてあった。
    実践方法がたくさん書いてあるので、全部やるのも好きなのをやるのもお好みで。

    2019/02/07読了

  • 科学・他宗教の知恵さえも包含する「今を生きる」マインドフルネスの概論書

  • ワークがいろいろあって面白い。

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著者プロフィール

釈一行。1926年ベトナムに生まれる。禅僧、詩人、学者、人権活動家。「行動する仏教(エンゲージド・ブッディズム)」を提唱し、ベトナム戦争中の南北ベトナムの和解に尽力、1967年にM.L. キング牧師によりノーベル平和賞候補に推挙された。100冊以上の著書を世に問い、仏教の教えとその実践をわかりやすく説くことで広く知られている。
現在は南フランスのプラム・ビレッジを本拠地として、アメリカ、ドイツなど各地にリトリートセンターを設け、仏教の教えに基づいた学びと実践の指導を続けている。

「2011年 『味わう生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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