実践! マインドフルネス―今この瞬間に気づき青空を感じるレッスン[注意訓練CD付]
- サンガ (2016年8月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (139ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865640618
作品紹介・あらすじ
マインドフルネスとは-集中力を高めて、視野を広げる。心の中に意識を向けて観察する。ストレスに対処する最新の心のエクササイズとして話題のマインドフルネス。その最先端で活躍する医師/心理士による、わかりやすく、本格的な、実践の入門書。
感想・レビュー・書評
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薄い本ですが、サマタ、ヴィパッサナー、ラベリング、アクセプタンス、脱フュージョンなどのキーワードが網羅されていて実践的。
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以前読んだ「ストレスに負けない生活」の著者、熊野宏昭先生の本です。「マインドフルネス」とはなんぞや?という状態で読んでみました。
マインドフルネスはストレスを減らす方法とは基本的に関係ないとのこと。ジョン・カバット・ジン博士が「マインドフルネスストレス低減法」を開発して、それが世界中で使われるようになり混同されてるとのことです。
マインドフルネスは不安障害などの治療に有効ということですが、私はストレスを減らしたいので今度は「マインドフルネスストレス低減法」という本を読みたいと思います。 -
サマタ瞑想からヴィパッサナー瞑想、そして注意訓練へと導いてくれている。
今現在に引き留めてくれることを実感している。どんな時も継続したいと思う。 -
わかりやすい本だった。
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まずはサマタ瞑想から
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「心ここにあらず」の状態から、目を覚まして、今やるべきことに戻る。
瞬間、瞬間の自分に戻る。
目覚めの状態。
これがマインドフルネス。
目覚めの状態
↑
ストレス← →リラクゼーション
↓
心ここにあらず -
マインドフルネスのチェックポイントの整理に役立つ印象です。
特に「マインドフルネス」≠「リラクゼーション」であること、
中核概念であるサマタとヴィパッサナーの相違、
「集中力がつく」というのは主目的ではないこと
の三つが丁寧におさえられています。
ラリー・ローザンバーグの名著『呼吸による癒し』が繰り返し読んだと紹介されていたり、10代から瞑想に触れているあたり、精神科医であっても経験が伺えて良いです。