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- Amazon.co.jp ・本 (1144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865780833
感想・レビュー・書評
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石牟礼道子が亡くなって3年半も経つということが、にわかに信じ難い。
三部作の合本は鈍器のように重いが、物理的な重さを超える重量と重力が宿る。執念いやむしろ怨念めいた筆致の裏には、彼の地に根付いてる宗教的人類への博愛と、断罪が滲んでる気がしてならない。
マイルストーンとはこういう作品のことだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
民俗、歴史、文学の書
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読み終わった、にしたがとても読み終われるものではない。
衝撃。
途中、ユージン・スミスの写真集を傍らに読んだ。 -
近・現代社会が排除してきた、十全なメンタリティ。
それは、水俣病の被害者の方々にこそ守られていたのではないか?
筆者の表現力にも、敬意を感じた。 -
言葉が生きていて、突き刺さってきた。
この分厚い本を読み切ることができるのか?と思っていたけれど、どんどんペースをあげて気がついたら読み終わっていた。