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- / ISBN・EAN: 9784866220239
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送料だけなら面白そうと購入。
竜馬の財源が何だったのか?
竜馬暗殺犯を如何にして隠しおおせたか?
勝敗の決した後の官軍の徹底した追撃の理由は?
などは、今更言うまでもなく
だからフリーメイソン関与説とか色々出てるよね。
その辺りの疑問点を未だ知らない人には面白い視点を提示したと言えるかもしれないけど、類本で様々に回答案を出してるのに、結局問題提起で終わってる当り、非常にもったいない。
まぁ、ただならイイか…。 -
ネットを見ていて明治維新の真実を解説しているような本が無料で配布されていたので、取り寄せて読んでみることにしました。
明治維新は果たして、誰が資金協力をしていたのか、兵力数では圧倒的であった幕府軍が、最新式の鉄砲等を擁していたとはいえ寡兵であった新政府軍に負けてしまったか、というポイントが講演録として書かれたものです。答えは長崎のトーマス・グラバーで、ジャディーン・マセソン商会の長崎支店に相当するとのことです。
明治以降に起きた歴史上の事件において、お金の流れがどうなっていたのか(誰が革命を成功させた側に協力していたのか)という観点から分析してみるのは良い考え方のように思いました。
以下は気になったポイントです。
・イギリスは中国のお茶が大好き、もう一つ中国のもので好きだったのは、硬くて金属的な陶磁器である。陶磁器は欧州では作れなかった(p16)
・お茶や陶磁器を積んだ航路で運んでいたのが、インドの英国東インド会社であり、英国のアジア貿易を245年間独占する。そこでは有名な哲学者、経済学者が雇われていた(p17)
・アヘン商社を2つ挙げると、今でも香港に本社を置く、イギリス系の大企業・ジャーディン・マセソンと、ボンベイを牛耳った、サッスーン商会である(p23)
・生アヘンは水には溶けないが、アルコールに溶ける。人間はアレキサンダー王の頃から、アヘンを薬や痛み止めとしてワインに溶かして飲んでいた。それほど、アヘンと人間の付き合いは古い。本来は薬として使われていたものが、7000トンも広東に運ばれて、そこから麻薬となった(p24)
・南京条約は、関税自主権の喪失、領事裁判権の承認、片務的最恵国待遇が規定された、世界最初の不平等条約であった(p26)
・アヘン戦争とアヘン密輸で儲けた純銀を、船で運ぶのは危ないので、香港においておいて、ロンドンやニューヨークへ電信で送る、そのために香港上海銀行はつくられた、いわゆるマネーロンダリング銀行、出資者は、イギリスのロスチャイルド、ジャーディン・マセソン、インドのサッスーン(p27)
・イギリスはインドのアヘンをアメリカに売らなかったので、他に探して、トルコを見つけた(p29)
・南京条約では、中国の川を上って内地に入れない取り決めになっていたので、第二次アヘン戦争(1860年終了)をして、その部分を書き換えた。この戦争で完全に中国は終わった(p31)
・ペリー提督は、太平洋艦隊ではなく、アメリカの東インド会社の艦隊、つまりアメリカの「東インド艦隊」であった(p34)
・金の動いた道を追いかけると、色々と分かる、維新の志士たちが武器を仕入れていたのは、長崎のトーマス・グラバーである、ジャディーン・マセソン商会の長崎支店にあたる(p36)
・幕末の薩摩・長州・土佐の脱藩浪士は、みな命からがら逃げていたが、不思議なことに長崎に行った後には、行方不明になった。グラバー邸の中に大きな隠し部屋があるのが、1987年に見つかった(p37)
・英国艦隊の年間予算の50%は、インドアヘンで賄われていた(p43)
・戊辰戦争において、薩長土佐の官軍は、完全に勝利を手にしていたのに、日本を縦断して、会津若松まで行って皆殺しにした、上野公園、函館でも同様、日本の侍の伝統(親分が切腹)を変えた(p47)
2017年9月3日作成 -
答えが書いてないけど?所詮フロントエンド商品か。