東アジア儒家仁学史論

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  • Amazon.co.jp ・本 (511ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784867350263

作品紹介・あらすじ

「仁」は言うまでも無く儒学の最大徳目である。
本書は、中国、日本、朝鮮の仁説を渉猟し考察を加え、
仁という概念の奥行きと可能性を示している。 「土田健次郎 序」より

近代以降の世界、とりわけアジア諸地域は幸か不幸か、只管「国」と「ヨーロッパ」に左右されてきたことを思えば、本書は現代まで続く「近代」の克服のための試みの一つだとも言えよう。また、その二つの意図がちょうど現代のグローカル化(glocalization)の動きに呼応している点も看過できない。「過去」について論じていながら、「現在・未来」を考えて切り開く上で非常に示唆的な内容を含んでいることは、本書の学術的価値をより高めるものである。 「監訳者あとがき」より

著者プロフィール

 1946年、台湾・高雄県生まれ。国立台湾大学講座教授兼人文社会高等研究院院長・ワシントン大学(シアトル)客員教授・関西大学COE客員教授・国際「東アジア文化交渉学会」(Society for Cultural Interaction in East Asia)会長(2010~2011)等を経て、現在、台湾大学特聘講座教授・欧州研究院院士(Member of Academia Europaea)。「中華民国教育部国家講座」・「教育部学術奨」・「中山学術著作奨」・「胡適記念講座」・「傑出人才講座」等受賞。専門は東アジア思想史。
 数多くの著書が英語・フランス語・ドイツ語・日本語・韓国語・ベトナム語・スペイン語・スロベニア語等に翻訳されており、邦訳としては、臼井進訳『台湾意識と台湾文化―台湾におけるアイデンティティーの歴史的変遷』(東方書店、2009)・藤井倫明訳『東アジアの儒学―経典とその解釈』(ぺりかん社、2010)、藤井倫明・水口幹記訳『東アジア思想交流史―中国・日本・台湾を中心として』(岩波書店、2013)、工藤卓司訳『徳川日本の論語解釈』(ぺりかん社、2014)、工藤卓司監訳『儒家思想と中国歴史思惟』(風響社、2016)、緒形康訳『儒教と革命の間―東アジアにおける徐復観』(集広舎、2018)、藤井倫明訳『思想史的観点からみた東アジア』(風響社、2018)がある。

「2022年 『東アジア儒家仁学史論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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