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- Amazon.co.jp ・本 (511ページ)
- / ISBN・EAN: 9784867350263
作品紹介・あらすじ
「仁」は言うまでも無く儒学の最大徳目である。
本書は、中国、日本、朝鮮の仁説を渉猟し考察を加え、
仁という概念の奥行きと可能性を示している。 「土田健次郎 序」より
近代以降の世界、とりわけアジア諸地域は幸か不幸か、只管「国」と「ヨーロッパ」に左右されてきたことを思えば、本書は現代まで続く「近代」の克服のための試みの一つだとも言えよう。また、その二つの意図がちょうど現代のグローカル化(glocalization)の動きに呼応している点も看過できない。「過去」について論じていながら、「現在・未来」を考えて切り開く上で非常に示唆的な内容を含んでいることは、本書の学術的価値をより高めるものである。 「監訳者あとがき」より