作って伝える 郷土ほっこりおやつ

著者 :
  • 赤ちゃんとママ社
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本棚登録 : 35
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784870141049

作品紹介・あらすじ

この本のおやつは、その土地でとれる旬の素材を無駄なく生かし、収穫を祝い、家庭の健康を祈る、そんなおばあちゃんやお母さんの思いやりそのものです。

感想・レビュー・書評

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  • 日本全国の郷土おやつが掲載されているレシピ。おやつと言えば甘いモノを想像しがちだが砂糖を遣わずに自然な素材の甘みを活かしたものから、甘くないおやつまで幅広い味覚のものが網羅されている。ただ「郷土おやつ」なので基本的な材料だけで作ることが難しく、改めてレシピ用に例えば「くず粉」等の材料を用意しないとならないレシピも多い点が若干実用性には欠ける。しかしながら3歳以降であれば学研の日本地図パズルと一緒にその日に作るおやつの場所を示してみると子どもが日本地図や土地に興味を持ち、知育の一環としても活用できる一冊。

  • 図書館で出会ったのですが、かなり良書だったので別途購入しました。
    日本の郷土菓子はかなり詳しいつもりでしたが、知らない郷土菓子がレシピ付きで書かれていて、重宝しました。
    例えば三重のお寺で、五穀豊穣を感謝して振る舞われる"尻振りじゃ"の存在はこの書で初めて知ることができました。
    また、遠州地方では干し芋のことを"キンリー"と呼ぶことなども本書で初めて知り、知的好奇心が大変くすぐられました。

    郷土菓子の簡単な紹介文とレシピ、大きい写真が見開きか1ページに一つ載っていて、読みやすく作りやすいです。
    本書を参考に"落花生の砂糖ころがし"を作ってみましたが、上手に作ることができました。
    現時点で実際作ったのは一つだけですが、分量等の記載も妥当で、手順もわかりやすいと思います。
    ただ、本書に限らずですが、郷土菓子は家庭によって味も形も全然違ったりするので、本書に載っているものが正解というわけではないというのは気にする必要があると思います。
    "べこもち"は私の知っているそれよりも随分小さく感じました。
    また、徳島の"ゆべし"は醤油で煮て刻んだ唐辛子で柚子皮を和えた、おかずバージョンもありますね。

    ただ、その点については一般論なので、読み手が気をつけるべきところと思っています。
    郷土菓子好きにはたまらない一冊です。
    一点、表紙のお菓子が本書内で紹介されていないのが気になりました。このお菓子の正体はなんでしょうかね。

  • 白と茶のまだらのべこもちの可愛らしさに一目惚れ。
    泡立てやふくらみが大事な洋菓子と違って、混ぜてこねてモッチリが魅力の和のおやつ。気楽に手作りできるものばかりで、おやつ時間が豊かになりそう。
    棚に眠っている米粉、上新粉の使い道もたくさん載ってます。

  • 三葛館一般 596.6||EG

    昔、お母さんやおばあちゃんが作ってくれたような、素朴でやさしい味がする日本全国の郷土のおやつがたくさん。
    添加物など余計な材料が一切入っていないので、身体にもやさしく、忙しい毎日でもちょっとした時間の合間に作れそうな簡単なものばかりです。
    洋菓子のような豪華さはないけれど、口にすると心がほっとする懐かしいおやつ、ぜひあなたも、毎日の生活に取り入れてみてください!
                                  (かき)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=81979

  • しとぎの成型方法、ういろう、かるかん、これでわかったこと多し。

  • 郷土のおやつがぞくぞく。
    見ているだけでも楽しい。

    洋菓子は見た目も華やかでいいけれど、こういう素朴なおやつもまた和む。
    ひしまきの作り方が載っていて嬉しい。

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著者プロフィール

料理研究家、フードスタイリスト。スタイリストとして活動しながら、マクロビオティック食からフランス料理まで幅広く探求。現在は、雑誌や広告媒体でレシピ提案、テーブル回りのスタイリングなどを行っている。料理教室も主宰し、シンプル&合理的で、毎日食べたくなる、素直においしい料理、スイーツを伝授している。親子の料理教室やみそづくりは恒例イベントのひとつ。

「2015年 『子どもといっしょに季節の食しごと&保存食』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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