- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872900743
作品紹介・あらすじ
持ちものが片づけられず、部屋が片づけられず、頭の中の考えさえも片づけられず、毎日の生活にひどい苦労をしている女たちがたくさんいる。彼女たちは、雑用の山に圧倒され、すっかり落ちこみ、不安と戦っている。人間関係がうまくいかない人、潜在能力はあるのに、学業や仕事で力が発揮できない人も少なくない。プロのセラピストが、新たな心の病として日本でも注目されているADHD(注意欠陥多動性障害)、ADD(注意欠陥障害)を現代に生きる女性をベースにわかりやすく解説した初の書。
感想・レビュー・書評
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驚いたのは訳者の「はじめに」から始まること。これほど読んでみたいと思わせる「はじめに」は初めて。アメリカのジェンダーがほぼ日本と変わらないことにも驚いた。アメリカならではの同調圧力(ボランティアに消極的であることへの批判など)も学べる。面白かった。
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ADHD/ADDの女性は特有の、期待される役割をこなすことができないために起こる問題を抱えがちである。
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ADHD診断されてから読みました。
第13章までは、自分も似たような状況の事例が沢山あり、非常に辛かったので読み飛ばしたが、後半の人生設計は非常に勉強になった。
ADHDの女性の成功
S--Shame separates from your core feelings
U--Uninstall
C--Creativity harnessed
C--Communication becomes assentive
E--Energy
S--Self talk changes
S--Support is easier to get -
図書館で。
少し前に話題になったなぁ~と思い借りてみました。自分も片づけられない所はあるけれども…うん、これは確かにちょっと次元が違うわ…というような症状。確かにここまでの症状だったら障害だろうなぁなんて思いました。
外から見てわからない、普通に接する分にはわからない障害って理解してもらうのは難しいだろうなぁ。周囲からしたらなんでこの人は約束を守らないんだろう、物を失くすんだろう、何度も同じ失敗を繰り返すんだろうって思うもの。もしかして自分は軽んじられてる?と上司だったら思うだろうな。何度も何度も同じ注意をしなくてはならなかったら。
本人も自分はダメだ、とか普通のことが出来ない自分は欠陥人間なのではないかと落ち込むとありますが確かにそれはそうだろうなぁ…とも思う。そして女性の方が世間の期待するレベルが高いってのはわかります。
とは言え、やっぱり自分できちんと自分の状態を自覚して、周囲に自分はこういうところがあるからリマインドしてね、と周知するとか、チェックリストを作るとか本人が対策を講じないと変わらないんだろうなぁなんて思ったりしました。
作者がAADって言うんですか?この障害をお持ちの方なのでえらいこの人達は本当は「能力はある」とか強調してるな~とか思いました。出来ない事は出来ないと割り切るのは必要だけど、片付けを手伝ってもらってありがとう、でも押しつけがましい事は言われたくないって友人に言うのはどうなのかな。確かにそれなら潔くお金でヘルパーさんなりを雇う方が人間関係は丸く収まるかもしれない、ウン。単純作業は向かないとか言われても納得できない人は多いだろうなぁなんて思いましたよ。特に日本の会社だと難しそうだな。 -
結局同じ結論の繰り返しのような気もしたけど、
片付けられないとか、苦手なことを手伝ってもらうことって
そんな悪くないことなんだけど、
それを低く見る人には要注意って事でしょうか。。。
そして、「断っていいんだ」って
楽になる人が増えるといいな。
私も含めて。
躊躇なく断れる人もいるのにね~~~ -
注意欠陥障害者は、本業ができるのに雑務ができない、仕事はできても家事は出来ない、などの不便を強いられる。特に女性は、社会で細やかな気配りが求められるから。後ろめたく思わず、足りない部分は堂々と埋めればよいのだ。
性格や意志の問題ではない、と認識するだけで、ひとの才能をもっと世の中にも活かせるということ。 -
大人の女性のADDに関する本。とても有名な本だけど読んだことがなく、たまたま図書館で目に留まったので借りてみました。
リタリンは今も飲んでもいい薬なんだっけ? 一時期、依存症者が出て大変だったような…と思いながらも、薬物療法以外の章は、欠点も含めてありのままの自分を受け入れていくこと、できないことは卑屈にならずに人を頼ること、世間の常識に当てはまらなくても自分らしさを大切にすること、など、生きにくいなと感じている人への処方箋として、いろんな人の役に立ちそうという感想を持ちました。 -
ADHDについて軽く知りたいから読んだのだけれど意外にジェンダーと人生設計について再考を促される内容でした。
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ADD(注意欠陥障害)についての本です。
ADDとは、という基本的なことからADDを認めるということまで分かりやすく書かれています。