まほちゃんの家

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  • WAVE出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872902846

感想・レビュー・書評

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  • 最小公約数が最大公約数となる。

  • 「笛の音」の作者である戦争文学作家・島尾敏雄の孫で写真家・島尾伸三、潮田登久子の間に生まれた漫画家、エッセイストのまほちゃん。
    今年の春に祖母の島尾ミホさん(随筆家)が亡くなったのと折りしも重なりました。
    小さな頃の、何もなかったのにいろいろなものがあって、見えて、大きくなっていった。生き生きとした記憶が綺麗に描かれて、本当に心に落ちていく素敵な日々のお話だと思います。
    特に昔の思い出を時間が綺麗に磨いていったお話たちは読んでいていいなぁ、と感じます。

  • あんまり気付いてなかったけど、エッセイ集なのね、これ。
    なーんか変わった家だなーと思ったら、芸術一家。
    確かにこの感覚、一般人じゃない。すごい納得。

    途中で写真が入ってたのはめっちゃびっくり。
    奄美大島とか、南の島行きたいなー。日本の南の島。

  • 愛あふれる暮しの手帖的、オリーブ的、エッセイ。鴨はまだしもカメを野に放つ(=捨てる)ところでマイナス1★

  • ほのぼのしていて、本当は心に痛みを感じるところも、さらりと書かれていて、作者の茫洋とした優しさがいいと思いました。

  • 泣けた。

    もういない愛しい人たちのことや、
    だめだった恋愛のこと、
    傷ついたことや、
    暗闇の中にいたことなど、
    なんか、いちいち泣ける。
    一緒に追体験したかのような錯覚に陥る。

  • しまおさんの家族の話。
    幼少の頃の話をよくこんなにも覚えているもんだ。

  • 大学2,3年生のとき、しまおまほさんの世界にとっぷりはまってた。
    久しぶりに読んだまほちゃんの文、すき!!!
    なんでもない文のようだけど、笑えたり、じんわりしたり、ほんとすきだなぁと思う。
    最後の「低気圧」とか「お別れ」とか、ああいいなぁと思った。
    いい本!

  • 僕にとっての「エッセイとはこういうものだろう」的感触が得られたエッセイ。家族の話とか恋の話、幼少期からティーンのときまでの話が恥じらいを含んで書かれている。しまおまほは今後もこういう文体で、過去の話ではなく現在の日常の些事についてどんどんエッセイを書いていって欲しい。

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著者プロフィール

○ しまおまほ
エッセイスト。1997年、『女子高生ゴリコ』でデビュー。
カルチャー誌や文芸誌にエッセイや小説を発表。近年はラジオ番組のレギュラー出演も。
著書に『まほちゃんの家』『ガールフレンド』『マイ・リトル・世田谷』などがある。

「2018年 『アッタとタッタのさがしもの クリスマス ツリーのかざりが ゆくえふめい!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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