- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872904376
感想・レビュー・書評
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仕事・家族・お金からの視点をメインに自分の人生を振り返るいい機会となった。
特にお金に関しては、自分の人生であといくら必要なのかということがわかれば、逆にそれ以上は自由に使える分として気兼ねなく使えるというもの。
自らの生活を見直し、生活に見合っていないのであれば、今からの軌道修正でも十分に間に合う。
まだまだ長い人生、負けてたまるかー!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
●自分には何ができて、何ができないかを明確にし、何をあきらめ、何を捨てるのか、何を目指し、何を手に入れるのか、そして選んだ結果には責任を持つ。これが30代の生き方
●普通の夫や普通の父親的な生き方は、自分で仕事をコントロールできる人、つまり、マネジメントをきわめた人にのみ可能な生き方
●結婚に伴う責任とは、自分の親を思いやるように、配偶者の親を思いやるということ
●あらゆる経験の快苦の記憶は、ほぼ完全にピーク時と終了時の快苦の度合いで決まる(ピーク・エンドの法則)
●ラーメンや日本そばのつゆを全部飲み干すなどというのは問題外
●オペラやクラシック、歌舞伎や能、狂言、ミュージカルや落語などの「本物」に触れる。⇒ほかのものでは得られない感動を得、その体験はやがて人間としての幅を広げ、奥行きを深めてくれる
●愚人は自覚しているけれど放置する
●人は「空腹」には強いが、「食べ過ぎ」には弱い
●「人間は、行動した後悔より、行動しなかった後悔のほうが深く残る」トーマス・ギロビッチ -
35才前後で考える必要がある人生のイベント、そのために必要な準備(主にお金)について書かれた本。
30代の収入や支出等、具体的な統計値から解説が入るのですが、解説がとてもシニカル。読んでいて心をえぐられます(笑)
夢も希望も無いような語り口ですが、それくらいの気構えでいた方が良いと発破をかける意味で書かれたのかなという気はしました。
統計はおそらく平均値。中央値ではないので、大多数が同じかというと少し違うのかなぁという印象。
自分の軸固め、振り返りに役立ちました。 -
男性が言われて嬉しい言葉は
「お疲れ様、ご苦労様」。 -
これから先を生きていく上で考えておきたいことがまとまっていると思います。きっと誰もが考えておかなければならないことです。
人生はこの先どうなるかわかりませんが、色々想定しておくことが必要だと思います。 -
ちょうど社会人としてこの先どう進むのかという点で分岐点となる35歳あたりの年代を対象にした内容の本です。
きちんとしたデータをきちんと分析していて、不当に不安を煽ったり、根拠なく楽観的でもなく、 正直にまともなことが書いてあります。
この手の本の中には著者の思い込みや経験にのみ基づく一方的な論調の本も見受けられますので、とても公正な内容だと感じました。
目立って参考になる点は多くありませんでしたが、全般的に非常にいい本だと思います。
【なるほどな点】
何かを選択するということは、反対側から見れば、もう一方を(あるいは残りのすべてを)切り捨てることだということです。
世界も日本も、社会を大きく変わろうとしている。また、社会が変わろうとしているのだから、私たちも以前と同じ考え方のままでは立ちいかなくなる。
お金は必要だけど重要ではない。
【35歳の会社員に与えられる選択肢】
選択肢① 研究員などの専門職として自分のやりたい仕事をとことん極める
選択肢② ゼネラリストとしてマネジメントの道をとことん極める
選択肢③ 出世しなくて構わないので、今のままで定年まで勤めあげる -
39歳だけどおもしろそうなので読んでみた。これから40代、50代とますます年収は下がると知り、お金の危機感がさらに強まった。手軽に読める割に得るところが多かった。良書だと思う。
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お金問題に対して真剣に考えるべき
ひとまず1000万貯める -
自分は何のために働くのか?
人生「選択」が鍵。何かを選択するということは、選ばなかった方を切り捨てるということに注意。自分のできること、できないことを明確に。そして選んだ事に責任を持つ。 -
これから生きていくのに、ちゃんと考えた方が良いな、と思う言葉がいくつも乗っている。子供が「働いたら敗けだと思っているから、働かないよ」と言えば、自分が育てていく上で仕事の楽しさを教えられていないと言うことだし、娘が「ビンボーな男とは結婚しない」と言えば、自分が金のない奴はダメだとの先入観を与えている。子が独り立ちするときに「自分はやれることは全てやった」と思えるか?この本の後半はダレルところは残念。