- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872906998
作品紹介・あらすじ
免疫力を高めて「毒出し」。クスリに頼らず「自分で治す力」がつく!野菜・野草を使った手当て・レシピつき。
感想・レビュー・書評
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子どもが産まれてから汗腺機能の発達についてなど、最後に医師の考察があったのがよかった
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おばあちゃんの語り口で書かれていていい。
母親、現代の暮らしを否定するのではなく、その中でどういう生活、食事を心掛けたらいいか諭す内容。
温かい言葉で語りかけてくれるため、アレルギーやアトピーの子で悩んでいる人には染みる本。
ヨモギは万能なので、早速試したい。 -
食養関係はいろいろなターゲットを持つけど、若杉ばあちゃんは主に子供や小さい子を持つお母さんをターゲットにしているよう。
今回はアトピーの話。
・アレルギーは治らない病気ではない。時間はかかるけど、一汁一菜のいい食事をしていると、子供自身の力が増して自然によくなるから、お母さんは気をしっかり持って気長に構えて取り組んでいこう。
・症状は子供のよって一人ひとり違うけど、元のもとをたどれば「このままの生活じゃいけないよ」と子供の体が警告している
・特に今の世の中、不自然な食品が多く、何も考えずに便利で簡単。手軽なものばかり食べていると、からだが悲鳴をあげるのは当たり前。
・とにかく賢いお母さんは判断力が早いから、不自然な食事から自然な食事に切り替え、実践と実行で親子とも強くたくましい生活をしている。
・「毒」とは、老廃物や体内で不要になったホルモン、体に入ってきた化学物質など。汚染された大気や土壌、農薬や除草剤まみれの野菜や果物、添加物にまみれた食品、合成されたシャンプーや洗剤・・・今の世の中は体に負担をかける不自然なものに囲まれすぎている。それが溜まると免疫力や抵抗力がなくなって処理ができなくなる。体は通常の排泄ルートで出せなくなった体内毒を必死に出そうとするのがアレルギー症状。
・注射や薬で躍起になって抑え込むよりも、自然界にあるもので痛みやかゆみを軽くするお手当をしながら、いい食事をし、いい空気を吸い、子供が本来もつ力を育てていく。
・自分で治る力、強い体を作って不要なものをどんどん外に出していくようにする。
《食べ過ぎの兆候》
・頭:ふけ、かゆみ、頭痛、きれやすい
・目:白目が青い、目玉が大きいか小さすぎる、結膜炎、ものもらい、眩しがる、視力が弱い
・鼻:鼻血、鼻水、鼻炎、くしゃみ、花粉症
・頬:赤くなる、湿疹
・おなか:便秘、下痢、腹痛
・胸:気管支炎、喘息
・胴体:じんましん、あせも
・足:かかと荒れ、水虫、しもやけ、偏平足
食べすぎはアトピーの温床。こんな兆候が出たら食べすぎの証拠。
・米アレルギーは完全に米を除去するのではなく、無農薬の自然栽培米にまずは変えてみろ。
・昔は日本でも大豆がとれたけど、今は輸入頼み。農薬や化学肥料まみれ、遺伝子組み換えのものもあって大豆アレルギーを起こしている。だから豆腐や豆乳、納豆は食べないほうがいい。
・子供時代は発育、発達に大事な時期なのに、内臓を疲れさせ、血を汚す高カロリー、高タンパク質、高脂肪のものを食べさせて、子供の体が悲鳴をあげている。
・戦後70年の間に食事や暮らし方が激変し、年々不自然になってしまっている。体が「食を見直して悔い改めなさい」と警鐘している
・地を汚す動物性食品、血を壊す砂糖や化学物質の入ったものは絶対控えて。
・どうしても肉が食べたいときは、消火剤となるにんにく、ねぎ、トマト、じゃがいも、しいたけ、玉ねぎ、クレソン、きゃべつ、りんごなどを5倍つけあわす。
・卵には、ニラ、ねぎ、わけぎ、玉ねぎを一緒につけあわすと消化酵素になる。
・魚を食べるときは、大根、ごぼう、みょうが、ふき、山椒、たで、みかんなどを付け合せて。
・砂糖は酸性に強い食品だから、体内のカルシウムを奪う。骨をもろくする。体を冷やしたり、胃腸の働きを止める糖反射反応も心配。依存性が強いので、偏食を作りやすい。
・砂糖は中性脂肪になって頭にいくから、首から上の病気をたくさん作り、視力を悪くしたり、偏頭痛を引き起こす。
・米の種類は、粘りの強いあきたこまちやコシヒカリより、低たんぱく質の朝日米。人工交配をしていない数少ない在来品種。
・アトピーやアレルギーのある子は油の使用を極力減らした方がいいので、蒸す、焼く、煮るで野菜を食べるといい。
・食事が満足すると子供は間食が少なくなる。味覚も育つから、加工品の味や砂糖の甘ったるさを受け付けなくなる。毎日の食事を一汁一菜にすると、無理をしなくても自然に強い身体になってくれる。
・アレルギー性発疹が出たからと言って皮膚を治せばいいというわけではない。体の部分ではなく、全体を強めていくことが大事。
・一番安い醤油は大豆油を搾り取ったカス(脱脂加工大豆)を使われている。このカスだけではうまみが出ないから、アミノ酸、グルタミン酸ナトリウムなど沢山の添加物で味付けしてある。醤油の顔をした化学調味料。
・「日本の野菜はどうしてみんな同じ形なの?」と海外から来た人は驚く。これは「F1種」でできているから。在来種の味を知ると、もうF1種の野菜はまずくて食べられない。
【身近な野草】
・よもぎ、まこもだけ、つくし、あしたば、のかんぞう、おおばこ
・肉や卵、大きな赤身の魚は極陽、砂糖や化学物質の入ったものは極陰。陰陽は引き合う為、肉を食べた後にデザートに甘いものをと食べたくなってしまう。体がシーソーのように揺れを繰り返して疲れてしまう。
【体内毒の見分け方】
・おでこ:植物油や甘いもの
・鼻:卵、バター、チーズ、コレステロールの多いもの
・頬:肉類など動物性の食べ物
・顎:魚類
・甘いものや果物をよく食べる人は、じゅくじゅく症状。陰性に傾いている。
・肉、卵、赤身の魚など動物性食品をよく食べる子は、かさかさ症状。陽性に傾いている。
・手に症状がでるのは、トマトや果物など。足は魚類、手足の関節には鶏肉の毒が溜まりやすい。
・動物性食品が溜まってる子は、体の右、後ろ、下半身に出やすい。(陽性)
・甘いものや果物が溜まってる子は、体の左、前、上半身に出やすい(陰性)
・塩気は基礎体温を作り、体を温める作用があるが、直接なめると、にがりで腎臓を悪くさせる。
・肉食をしていると、汗にねばりや匂いがついてくる。
・卵アレルギーの子には、ニラが効く。手でもんで汁が出る状態になったら、患部に湿布。
・よもぎ風呂はアトピーのじゅくじゅくした肌に気持ちいい。かゆみが止まる。フケもとまる。咳が出るときは、よもぎの葉をフライパンで炒って、湯気を吸いこむといい。
・子供によって、効果は違うが、自然の手当ては副作用がないので、家にあるものでいろいろ試してみるといい。
・人間は動物なのだから、生きているものを食べないとダメ。そして、サル科なので、棲める範囲のものだけを食べる。
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