形を遊ぶ (形の文化誌 5)

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制作 : 形の文化会形の文化誌編集委員会 
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875022909

感想・レビュー・書評

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  • 雪華紋様のパターンを眺めまわす眼球の愉楽のために買ったと言っても過言でない。中国の仮面、インドネシアのマジャパイトとジョグジャカルタの王宮の平面図もなかなか目を楽しませてくれた。杉浦康平荒俣宏対談で、西洋の聖地って基本的に穴の中、って話に、村上春樹小説でよく井戸がキーポイントになっていることと関連があるのだろうか、と思った。あと、昼間でも星が見える井戸という奇想。井戸を非常に深くすると、光の乱反射がおさえられ、直接光が落ちる、底に水を張っておくと北極星の光がすーっと昼間でも落ちるのが見える、って、想像もつかない。

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著者プロフィール

杉浦康平(すぎうら こうへい)
1932年、東京生まれ・東京芸術大学建築学科卒。グラフィックデザイナー。
現在、神戸芸術工科大学名誉教授、同大のアジアンデザイン研究所所長を歴任。2011年秋、それまでの半世紀余にわたるデザイン作品の寄贈先である武蔵野美術大学美術館・図書館が「杉浦康平・脈動する本」展を主催。ブックデザインの集大成といえる作品群が一堂に会した。引き続きデザインアーカイブ特設サイト「デザイン・コスモス」が構想され、2021年に公開。主な受賞に、1997年の毎日芸術賞および紫綬褒章、2019年の旭日小綬章がある。
主著に、万物照応劇場シリーズ『日本のかたちアジアのカタチ』(三省堂)、『かたち誕生』(日本放送出版協会)、『宇宙を叩く』(工作舎)がある。また、本書『本が湧きだす』を含む「杉浦康平デザインの言葉」シリーズは、2010年『多主語的なアジア』(工作舎)から刊行をスタートした。2014年には、ダイアグラムと時間をテーマに『空間のシワ・時間のヒダ』(鹿島出版会)ほか、多くの著作がある。

「2022年 『本が湧きだす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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