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- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784875024279
作品紹介・あらすじ
いったいいつ、アジア世界へ入ってゆき、人びととの深い交流をどのように蓄積してきたのか…。杉浦グラフィズムの源流をたどる。
感想・レビュー・書評
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著者の多方面に渡る広範な知識に圧倒された.「生命記憶」が地球の歴史に相当する36億年だという説.凄いことだ.神輿の話が面白かったが,ドイツのウルム造形大学でアジア的な考え方を押し通した胆力にも感心した.アジア的な考え方は西洋思想に比較して,奥が深いと感じている.
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三木成夫の「生命記憶」
細胞や核のレベルにいたるまで、私という存在のまるごとが、あるいは感性や理性の繊細なゆらぎが、途方もなく厚い過去という時間の襞によって形成されてきた、ということ。 -
自分の存在- 過去の膨大な人間の全存在= ?
古代の東洋では、中国でもインドでも、まず吐くことを重要視する。まず徹底的に吐く。インドのヨガ、道教の導引、東洋の呼吸はみな吐くことを重要視している。
アジア全体が太陰暦。月が満ちることで万物が活気づき、月の変化で憩うような文化を育んできた。
聖なる音、オーム。宇宙の存在の根源に響き渡り、万物の生成、消滅にもかかわる波動だとインドでは信じられている。
オームはおとだけではない。光としてのオームがあり、その波動の核から響きのオームが生み出される。さらにダイナミックな回転力が加わって、万物が生成される。
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