電脳少女: アイドロイド・ユイ (光風社ノベルス 87)

著者 :
  • 光風社出版
3.14
  • (0)
  • (2)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 15
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875196471

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2015年2月18日読了。メディアが支配する近未来の新宿で、かつてアイドルだったアンドロイド・ユイは街にはびこる「麻薬テク」を一掃すべく孤独な戦いを続けるが…。「超常能力を持つ、戦う美少女」というイメージは世界の(ひょっとしたら、日本だけの)共通の集合的無意識なのか?妙に性急な語り口に「よくあるバイオレンスSFアクション小説か」と思っていたら、なるほどその「ありがち感」がこの小説のトリックだったのか。メディアやアイドルの仕組みを解くディテールの細かさと北斗の拳のザコキャラそのままの「麻薬テクジャンキー」の描写のなげやりさも面白い。多作な作家のようで、この人の作品をもう少し読んでみよう。

  • 極度に発達した"メディア"が支配し、現実と疑似現実が錯綜する近未来都市・東京では、麻薬テクに溺れ罪悪感をなくした若者達が犯罪をくり返していた。電脳少女・ユイは超人的パワーとアイドル並みのルックスで麻薬テク組織の壊滅へと乗り出すが…。

  • 極度に発達した"メディア"が支配し、現実と疑似現実が錯綜する近未来都市・東京では、
    麻薬テクに溺れ罪悪感をなくした若者達が犯罪をくり返していた。 電脳少女・ユイは
    超人的パワーとアイドル並みのルックスで麻薬テク組織の壊滅へと乗り出すが…。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1950年生まれ。74年『神狩り』でデビュー。『地球・精神分析記録』『宝石泥棒』などで星雲賞、『最後の敵』で日本SF大賞、『ミステリ・オペラ』で本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞を受賞。SF、本格ミステリ、時代小説など、多ジャンルで活躍。

「2023年 『山田正紀・超絶ミステリコレクション#7 神曲法廷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田正紀の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×