ラブ&ポップ

著者 :
  • 幻冬舎
3.23
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本棚登録 : 398
感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877281359

感想・レビュー・書評

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  • トパーズを読んだ流れで読んだよ。トパーズは作品に感情移入できず気持ち悪さだけが残った作品だったけど、今作の時代設定である90年代に私も同じ女子高生だったこともあって(MMなんて私は恥ずかしくて使わなかったよ…チョベリバとか笑い話でしかなかったけれど)グッと読みやすかった。最近もよく耳にするし私もそう思うんだけど、若者の(あるいは子供たちの)行動は、日本社会の雛形なのだという点には納得できる。…しかし96年っていうこの時代って女子高生文化が花咲き一気に熟しはじめた頃だよ。今はこの頃よりも女子高生の自己主張が減った気がする。当時はなんだかギラギラしてた、女子高生。(単に私が現役女子高生から程遠くなりすぎて見えないだけ?)今は文化が馴染んだのか、みんな淡々と女子高生している気がする。『女子高生』っていうカテゴライズすら崩壊してきてる気がする=当時よりも若者の自己主張のやり方が多様化してきていると思う。みを

  • なぜこれがトパーズ2なのか皆目わからない。多分これはハッピーエンドなんだけど。うーんうーん

  • 女子高生の援助交際の話・・・
    猟奇的な最後の相手が今でもこわい

  • 援助交際をする女子高生がテーマの作品。
    主人公はどうしてもほしいトパーズの指輪のために、デートをしたりホテルにいったりetc

  • 映画を先に見たのかな、本だったのかな。ポップだな。
    青春の女の子のこと、何でこの人はこんなに知ってるんだろう。ほしいものを、何をしてでも手に入れたいって強く思うこと、私は今までないかも。

  •  実は本当この作品が好きだった。多分「エヴァンゲリオン」の庵野秀明が映画化するから、原作を読んだ風に思った。当時の自分は主人公達と同じ多感なティーンエイジャーだったわけで(笑)彼女達の「刹那」への激しい執着、そうしていないと自分が失われていくような不安も、日常生活のどの場面においても感じることがあったように思います。自分はもうそんな感覚を忘れてしまって、こうしてダラダラ生きてるけれど、本の中の裕美は、ずっと同じ痛みと不安を抱えたまま、語り継がれていくんだよなぁ。過去のティーンエイジャーから、未来のティーンエイジャーに。なんだ、裕美のほうが自分なんかより「確かに」この世界に存在してるじゃん。安心した。

  • 途中のメッセージの再生部分が単調でしかもどれが重要かわからないし疲れた。一昔前の援助交際の実態と言う感じ。今は知らない。

  • 普通に好きです、村上龍の世界。きっかけは映画があると知ったからなんですが、映画見る前に読みました。一時期村上龍はまりになったのはこの作品からでした。割と色んな人にこの作品は勧めてます。

  • 援助交際全盛期物語。

  • 紙ナプキンを広げる音が確かに聞こえた。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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