- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877282431
感想・レビュー・書評
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スパで連載してた頃、ちょうど厚生省の食堂でメシ食っちゃおうぜって回から立ち読みをはじめた「ゴー宣」。
あの頃の勢いはすさまじかったなあ。ご多聞に漏れずいわゆる「信者」であったのは
隠しませんが、とにかく作者も、読者も若かった。もう10年以上前なんだなあ。
自分の生活になんら関係のないことでも、問題意識を持たなければならないと気負っていたあの頃。「戦争論」発売は、まさにそんな時代のピーク、金字塔でした。
とにかく、マンガが力強く、面白かった。石坂某のしみったれた、マンガなんだか絵解きなんだかわからんようになってしまった「面白くない」啓蒙マンガなんかと同列に扱わないで頂きたい。
とにかくマンガは「面白く」「読ませるもの」がすべて。そしてこの時期、小林に
その力が充分にあったことが素晴らしかった。
勉強として読む必要はない。すべてにおいて言えるが、マンガは勉強ではない。
ただそれを読んで、親に隠れてでも読んで、自分の性質や考え方に決定的な
「道」をつくって「しまう」もの。「学んで覚えるもの」ではない。
だからマンガは強い。これを読んで、素直に反発を覚えればそれでいい。影響を受けるならそれでもいい。良質のマンガであることだけは間違いない。
妙な先入観で読まずギライであることだけは、絶対にもったいないとだけはいえる。面白いぞ!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
個人的にはすごく好きです。
が、やっぱり歴史はひとつの方向から見ちゃいかんよなぁと思いもしました。
この本(というか小林よしのりさんの本)で、ひとつ視点が増えたと考えるくらいがちょうどいいかも。 -
日本人すべてに読んでほしい作品。
目から鱗だ。
戦争、個人と公。
今までの考え方が間違っていたというか、学校教育の押し付けだったことに気がついた。
これを読んでみて、自分で何が本当に正しいのか、考えるべき。
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「知る」ということは覚悟が必要なのだろう。
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全人類必読の書。
てか、ゴー宣関連シリーズは全部読め!! -
参考になるがあまり鵜呑みにしてはいけないゴーマニズム。
戦争論は過激でした…。
なるほど、そうなのか…と思う場面もあれば、そこは考えすぎだと思う場面もあり。
この本を読むと、自分の考えを見つめ直せると思います。
そういう意味ではいい一冊か? -
平和を象徴する県出身のためか
左よりの教育のみ教わってきました。
といってもご年配の方の当時の意見とはまた違う・・・
こんな矛盾を感じておりましたが
それを明確にしてくれた本です。
この本の内容がすべてとは思いませんが、
是非日本人なら一読していただきたい内容であることは確かです。
巷で話題になった外人の作った
ラスト○ムライをみて「日本人でよかった!」
なんて言う位なら
この本を読んで
先祖のありがたみ
日本人としての誇り
を取り戻していただきたいです。
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クラウゼヴィッツの名前を知る前にこちらを読んだ気がします。かなり分量はあるものの、知識として知っておかねばならない様々なことが知る機会や議論する機会がないままにされているんだと感じ、衝撃を受けた気がします(高校生くらいに読んだので)。
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この本を読んで色々考えが変わった。全て鵜呑みにするのは良くないと思うけど、ここまで思い切った主張ができるのは漫画家だからだと思う。
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世の中(日本)は戦争をしない状態が日常であり、してはいけないということが一般的な認識。その価値観を多少強引ながらもぶち壊してくれると思います。
「自分を一番自由にしてくれる束縛は何か?それを大事に思う心を育てよう」
まぁここの一文が大事なんだろうなーと思います。