- Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877286262
作品紹介・あらすじ
早勢理一郎と衛藤はるはもと夫婦。離婚した後も何かと理由をつけてはよく会っているおかしな関係だ。ある日、話題は再婚のことに。「早く結婚しろよ」「あなたこそ!」意地っ張りな二人は、自分の手で互いの結婚相手を探し出すと言ってしまう。しかしそれがとんだ展開になって…。乱歩賞作家が描く大人のための恋愛小説。島清恋愛文学賞受賞。
感想・レビュー・書評
-
どの本を読んでも面白い野沢先生の作品だった為、作者買いした。
これまで読んだ本とは作風が異なる。
離婚歴のある男女の、それぞれ一人称目線が口語タッチで語り繋ぐ物語。
最初はその語りの軽さについて行けず、失敗したかなぁ?と思うも、読み進めていくと少しずつ盛り上がってきた。
素直じゃないこの2人、これだけ外野を巻き込んでどうなることやら?
下巻に続く、、、詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恋愛と結婚の境界線ってなんだと思いますか。
わたし「好き」って気持ちが大きくなって、なりすぎちゃって、
恋愛なんかじゃ収まらなくなったとき結婚するんだって思ってました。
「恋愛時代」を読んで、違うのかなって思いました。
「私があなたを幸せにしたい」っていうのが恋愛だとしたら
「二人で幸せになりたい」っていうのが結婚なのかなと思いました。
愛の大きさが問題なんじゃなくて、
『この運命に俺と二人で殉じようとする気高い覚悟』が有るか無いかなのかなって思いました。
恋愛と結婚を、別物だとも思ってました。
恋愛は無理に続ける必要なんて無いけど、結婚は続けなきゃいけないから。
だから「好き」だけじゃダメで、もっといろんな必要要素があると思ってて。
でもちょっと難しく考えすぎてたかもしれない。
頑張ろうっていうお互いの思い一つあれば十分みたいです。
ということを考え込んでしまう一冊でした。
男性視点と女性視点が交互?に入れ替わるのは面白かったけど
個人的に、女性視点の文章がハマらなかったです、、
あと本筋じゃない部分がすごく細かく書かれてるのも苦手でした。
読み飛ばしまくった。(笑)
でも転々とする展開や気楽な会話・日常描写は面白かった。
特に大人のめんどくさい心情表現が上手くてすごいなあと思いました。
恋愛時代を経験した大人たちには
共感できる部分がかなりあると思います。 -
恋愛小説なのだけれど、苦さ主成分。
だけれども、その苦さを知ってこその哀しさや愛しさがある。読むのに時間はかからない作品だと思う。
下巻に期待 -
ちょっと大人のラブストーリーといった感じですかね。
-
このジャンルでも読ませる!
-
サクサクサク
-
ドラマ見ちゃったから、途中で飽きた。
-
ドラマにハマったので原作を読んでみました。この作品が出た当時に読んでおけば良かったと思えた作品。
-
別れても好き(愛してるの好き以外でも)なんだよなぁ。なんでだろう。上手くいかないって頭ではわかってるんだよー。
でも、ふたりが結ばれて、その結末がすごく幸せでした。途中、まだ焦らすのー!!と思いましたが。笑