サーフ・スプラッシュ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.12
  • (12)
  • (15)
  • (139)
  • (9)
  • (4)
本棚登録 : 331
感想 : 28
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877286910

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 何のために生まれたかなんて、自分が勝手に決めちゃえばいい。

  • 女子高生の交換日記の様な形式でストーリーは進んでいきます。目線が女子目線なので同時代を生きてきた人にはダイレクトに刺さるものがあるのかもしれませんが男子としてはそこまでという感じでした。
    最終的に主人公の一人である少女が選択した事が、偶然にも後書きを書いている女優竹内結子にフラッシュバックするという、何とも感慨深さが残りました。

  •  この話は、ヒトミと、チサトという女の子の手紙のやり取り……という形だけで話が続いていきます。

     ずっと、学校を辞めたかった落ちこぼれな女の子、チサト。
     自分も辞めたいとは思っているけれど、いい子に振る舞ってしまう女の子、ヒトミ。

     チサトが学校を辞めてしまい、ヒトミに手紙を書くところから物語は始まって……。

     って感じなんですけど。
     最初は、キャラクターの強さから、チサトが主人公だと思ってたんですけど……。
     違うんですよね。
     この物語の本当の主人公はヒトミだったんだ……ってことは、最後まで読んで、ようやく気がつきました。
     本当に。
     僕には、ヒトミの気持ちが本当によくわかる。
     でも、でもね。
     あそこまで何もかもに絶望することはなかったんじゃないか……と、ヒトミには言いたい。
     でも、人間の心の闇って他人には見せられないんだよね。だから、闇なんだし……。
     僕はここで、思う様闇をばら撒いているけれど。
     聞いてくれる人が、聞いても軽蔑しない人がいてくれることは、とっても尊いことだと思うんだ。

  • 薦めたくないけど読みたい本。

  • 二人の少女の手紙のやり取り風なラブストーリー。

  • ジャケ買いした。
    初めて読んだ桜井亜美の作品。

    二人の女子高生の手紙のやり取りで構成されてる。

    海でセックス。

  • 桜井亜美の小説はラストがすき

  • 本当は生きることに真っ直ぐすぎる自分を自身で気付いてない。そんな素直さが素敵だった。二人の手紙はしまっておくよ。

  • 手紙のやりとりがそのまま物語になっている。
    この時代に女子高生だった人ならシンクロできるかもしれません。

  • 桜井亜美さんの小説。前に読んだワンダー・ウォールよりも内容が暗く痛かった。読むと世界に入ってしまうけど、人にはガンガン薦められるものではないです。女の子の手紙のやりとり形式で書かれている。

桜井亜美の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
桜井 亜美
矢沢 あい
桜井 亜美
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×