- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877287696
感想・レビュー・書評
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映画を先に見て、あらすじで映画とは結末が違うとの事だったので読んでみたら、これはこれでありかなと思いました。これは個人的な好みだけど、やっぱりハッピーエンドの方が好きなので映画の方が好き。
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2011年9月
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Shall we ダンス?
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年末の休暇に入り、
物臭な私は髭を剃るのをやめた。
その一方で、
長く伸びつつある髪が煩わしく
新年を迎えるまでには
短く切りたいものだと考えていた。
昨日のことだ。
歳末の買出しに出掛け
ショッピングセンターの
エスカレーターに乗り
ふと、横を見た。
鏡張りの壁面に
自分の姿が映っている。
役所広司っぽいなぁ。
そう思った瞬間、
休暇中は髭を伸ばし
髪を切るのも止めだ
と決めた。
たしか彼は、
大村工業高校を卒業して上京、
千代田区役所に勤めていたから
「役所」だったはずだ。
私は上京して
何度目の正月を迎えるのだろう?
何事かを成したのだろうか?
エスカレーターに乗る
鏡に映る姿に問いかけた。
いや、
まだまだだ。
まだ、エスカレーターを降りない。
まだ半ば。
そういえば、
ラストシーンで
リチャード・ギアは
花束を抱えて
エスカレーターで昇ってきた。
頂上が近づく。
一緒に踊りませんか?
昇りきると
湾に輝く海が見えた。 -
映画が先。かるーい気持ちで原作本として読みました。結末が、映画と違いました。どちらの結末も、甲乙つけ難いです。ちなみに、映画をみてから、私は、フルートのレッスンを半年ほど受けました。(そんなおっちょこちょいです)