大豆は世界を救う―最新研究で実証! 健康・長寿・パワーの鍵は大豆にあった

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  • 法研
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879545558

感想・レビュー・書評

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  • 大豆に関する本。著者は京都大学の医学部出身で、京都大学の名誉教授でもある重鎮。
    著者のこれまでの研究活動から、大豆の健康に対する効能が非常によくわかった。とにかく健康食材として優れている。
    油の多い肉よりも大豆を多く摂取すれば脳卒中などの病気も遠ざけることができる。また、動物性蛋白質と植物性蛋白質を同時にとるとさらに良い。
    古くから伝わる、いわゆる和食、を大切にするのがもっとも健康に良さそうなことが感じ取れた。さらに孤食の多い現代ではあるが、食事のスタイルとして、大家族で食事をとることが心の健康面で良いことも今更ながら再認識した。
    大豆は日本食に欠かせないし、しかもおいしい。
    これを読んでからもっと積極的に大豆を食べたいと思うようになった。

  • 大豆イソフラボンの効果を訴えている本。
    長寿の秘訣を、長寿国に習って追究している。

    専門家としてかなり有名な方なのに、
    文章はとてもとっつきやすく、
    理解もし易い。

    1日1食だけでいいから
    「健康」に気をつかったメニューを食べようと思う。

  • 7月9日読了。大豆とイソフラボンが高血圧・高脂質な現代人の健康状況を改善することに絶大な効果がある!!ということを信じ研究と実践を続ける著者の活動の記録。ほんまかいな?とも思うが、比較実験で結果が出ているのが何よりの証拠か。しかし、国によって・食生活の違いによって住人の寿命に明白な差が出ている、というのも考えてみれば恐ろしい。食事も含めた環境が人を作る、ということか。

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著者プロフィール

武庫川女子大学教授、医学博士。
1937年、京都市生まれ。京都大学大学院医学研究科修了。医学博士。京都大学名誉教授、武庫川女子大学教授、兵庫県健康財団会長、NPO 法人世界健康フロンティア研究会理事長。世界で初めて脳卒中ラットの開発に成功し、脳卒中が栄養で予防できることを実証。さらにWHO の協力で世界の61地域を30年かけて調査し、和食に多い大豆や魚介類を摂取する地域では、生活習慣病のリスクが少ないことを証明した。ベルツ賞(1993)、紫綬褒章(1998)、杉田玄白賞(2004)、瑞宝中綬章(2012)などを受章。 『大豆は世界を救う』(法研)、『世界一長寿な都市はどこにある?』(岩波書店)ほか、著書多数。

「2021年 『こころをよむ 健康長寿の“賢食”術 冒険病理学者、世界で健診する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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