韓国陸軍、オレの912日: 爆笑ノンフィクション いま隣にある徴兵制 (オフサイド・ブックス 33)

  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882028963

作品紹介・あらすじ

爆笑ノンフィクション! 韓国にあって日本にないもの、それは徴兵制である。いまは日本に住む元韓国陸軍兵長が、自らの徴兵・軍隊体験を赤裸々かつオモロク語った。世界初の領域にイラストで潜入。日本もやがて……?ほとんどの日本人が知らない軍隊のジョーシキを、ほんの一部紹介しよう。
【教官様のお言葉】「軍人は命令で生きて命令で死ぬ。オレがチンチンの皮をむけと言ったらむくんだ! ハミョンテンダ(成せば成る)! わかったか!」「わかってねーようだな、キサマ……お前なんかいつでも殺せるんだぞ」
【バカ】大声を張り上げると頭の中がからっぽになり、なにも考えることができなくなる。軍隊に入るとバカになる。まったくその通りだ。
【トイレ】軍人にとってトイレは唯一のプライベートな空間である。恋人からの手紙を読む、センズリをする、隠し持っていた乾パンを食べるなど、その利用価値は比類がない。

感想・レビュー・書評

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  • 韓国の徴兵制について知りたくて。初めて読む本が「爆笑ノンフェクション」という肩見出しでいいのかちょっと迷ったが。

    爆笑できるかどうかは別にして、イデオロギーとは無縁なところで、経験者の実感がこもっていて興味深かった。いじめや理不尽な命令などは、日本帝国陸軍の兵隊話にも似ている。ありがたいことに帝国陸軍はもうないが、韓国人の男にとっての徴兵は現実だ。これはたまらないだろうな。

  • リアリティのある徴兵。
    80年代にしてはずいぶん規律が甘くて前近代的で、「大丈夫か韓国軍?」と思うが、軍の実態なんてこんなものだろう。
    日本でも、旧軍が存続して、そのまま50年ぐらいたっていたら、メンタリティもハードウェアもちょうどこんな感じの軍隊になっていたような気がする。そんな軍隊に入るのは…いやだ。とりあえず日本に徴兵制がないのはありがたい。

    北朝鮮軍の内幕ものと、テイストが似ている。やっぱり同じ民族というべきか。

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著者プロフィール

1966年ソウル生まれ。カメラマンで、高円寺「写真BAR白&黒」のオーナー。1995年来日、以降広告・雑誌の撮影を中心に活動中。主な仕事に『散歩の達人』、「平成の大横綱貴乃花展」
(三越百貨店)パンフレットなどがある。また、中山氏とともに『ソウルの食べ方歩き方』(山と渓谷社)を企画、写真・注釈を担当。翻訳・通訳、コーディネーターを兼ねた韓国での撮影の仕事もこなす。ほかの著書に『爆笑ノンフィクション 韓国陸軍、オレの912日』(彩流社)がある。

「2005年 『焼肉横丁を行く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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