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- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882931454
感想・レビュー・書評
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幻想テイストの短編集。ミステリともホラーともいえるかな。どれも幻想的で淫靡で怪しげな雰囲気たっぷりです。
お気に入りは「誘惑者」。これは思いのほか、ミステリでした。でもホラー要素もありあり。美しいながらも恐ろしい話。
表題作も印象的です。どういう意味なんだろう、どういう設定の世界なんだろう、と不思議に思いながら読んでいましたが。まさかそういうことだとは~。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短篇集。変態物。この人にしか書けない。「無駄を排した描写と、どっしりした文体」(小池真理子評)。
時代が書かせたところもある。今、この手のものが通用するかどうか。 -
堕胎・獣姦・近親相姦・・・
描かれている世界があまりにエグくて・・・
何度気持ち悪くなったことか。。。
私、通勤電車で本を読むのですが最寄駅に着いて本を閉じても
あまりに現実と折り合えず・・・
挫折しそうになる事、多数。
けど、
慣れとは恐ろしいもので(笑)
読みきってしまいました。
さすがに後半は自宅で一気読みですが。
表題作の『黄色い吸血鬼』はかのエラリー・クインも大絶賛した作品、
との事ですが私は正直よく???
多分、私のアタマではここで描かれている毒に気づけなかったのかと。
あ〜しんどかった(笑)
けど、ここまで世界を貫いていく筆致には敬服しました!
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