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- Amazon.co.jp ・本 (137ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883034697
作品紹介・あらすじ
オカルト研究が万有引力の法則発見を導いた!?
万有引力の法則、運動の法則、微積分法、光学理論……、現代科学の基礎を次々発見した、自他ともみとめる天才アイザック・ニュートン。「気むずかし屋でオカルト好きの錬金術師」というなぞめいたイメージもつきまとう彼の実像に、架空のインタビュアーがせまります。
感想・レビュー・書評
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架空のインタビュー形式で、ニュートン自身に人生を振り返ってもらうという伝記。最初に略歴の紹介があり、その中で関わった人々、業績、エピソードなどを話してもらう。ニュートンは複雑な生い立ちで、子供の頃は優等生タイプではなかったらしい。学生時代に下宿していた大学教授の蔵書で勉強し、能力が開花した。頭脳明晰ではあったけれど、人間的には気難しい人物で、疑い深く、競争心が強く、自分の業績を人に明かさず、大変付き合いにくい人物だったらしい。 他の著者による伝記には、後年、錬金術に嵌まりいかがわしい面もあったと言われているが、この本では研究のためとして好意的に解釈している。また似非科学にも興味を持ったようだが、これもニュートンの好奇心の広さと捉え、未解明の事象の全てを知りたいという彼の欲求によるものと考えている。異色の伝記で、色々な見方があって面白かった。
ニュートンの人生に興味があるので、他の伝記も読んでみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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