- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883205622
感想・レビュー・書評
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著者は、大手製薬メーカーの研究部門で添加物開発の研究に従事していた方です。
添加物の現状に疑問をいだき、現在は合成着色料、合成甘味料、合成保存料を使用しない食品会社に勤めているそうです。
食品添加物は、現在では食品の味付けや保存には欠かせないものです。
でも厚労省は食品業界よりのために規制が甘く、
本当に大丈夫なのだろうかというくらいのレベルだそうです。
私たち消費者が賢くなり添加物が多く入っているようなものは敬遠し、無添加物の方が売れるようにすれば企業も販売戦略を改めざるを得なくなるでしょう。
皆で協力してよりよい社会を創っていきたいですね。
http://ameblo.jp/nancli/entry-11998371780.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者は添加物を使わない食品メーカーの人。故に添加物の告発がメインの本。厚労省がメーカーよりで、規制がどんどん緩くなる、表示義務が弱い、ということを訴えます。中国産食品は避けても、中国産添加物はまず避けられない。ヤバそうな表記だと消費者が敬遠するから、どんどんお気楽な表記が許されているのだと。「ビタミンC」と書いてあったら、何か健康的な錯覚をしますよね。でもね、実はね…。まあ、規制省庁は消費者の方を向かない、ということで、何処かのムラと似てる。
本書のテーマは添加物ですが、実際のところ、同じか、それ以上に怖いのは、流通している野菜のほとんどがF1種であることだと思います。繁殖できない生物を創りだして、それを食べる、というのは、実の所、工場で食品を生産するのとどう違うのか? ソッチのほうが、倫理上怖かったりして。