マンガ嫌韓流

著者 :
  • 晋遊舎
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本棚登録 : 667
感想 : 93
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883804788

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で見かけたので借りてみた。10年前に結構流行ったよな〜。今更感満載だが、せっかくなので。

    エビデンスを適宜持ち出して、韓国の歴史認識の間違いを訂正していく、という形で進んでいくわけだが。

    よほど作者は韓国のことが、そして韓国人のことが嫌いなんだろうな、と感じた。ここまで徹底的に『嫌韓厨がイメージするステレオタイプな韓国人』ばかりを書かなくても、と思う。もちろん、そのほうが話としては分かりやすいのは事実だろうし、共感してもらうために書いているんだろうけどさ。

    ここまでやると、僕は逆に気分が悪くなる部分もあるね。

    そして韓国が間違っていて日本が正しい、みたいなスタンスなのも鼻につくところはあるね。もちろん、エビデンスを挙げているのは日本サイドなので客観的に見ると日本サイドが正しいのは確か。それは分かるが、こんなふうに書かなくても良いんじゃね、と思う。

    他にも「韓国が認識を改めれば」「韓国が考えを変えたら」といった記述が続くのもどうなのかね、と思う。日本側に問題がなかったわけでもないだろうし。

    てなことを感じながら、読んでいった。途中のコラム的なのは面倒なのでほとんど読んでません。そもそもね、カバーの折り返し部分に『知れば知るほど嫌いになる国 それが韓国なんだ』なんてことを平然と書く神経が凄い。僕には無理だし、僕が受け入れられる内容でもない。

    僕は過去に短期留学(というほどでもないが)で韓国へ行って、学生と一緒に勉強したり韓国を案内してもらったりしたことがある。加えて、町中の韓国人はとてもフレンドリーだった。そういうことを知っているから、本書に出てくる嫌われ者の韓国人、って存在が全く受け入れられないし、見たこともないから実在しているのかさえ疑ってしまう。

    だから、結局はあれだよ、「人による」って話だよね。日本人にだってどうしようもないやつはいるし、それをもって「日本人は全員どうしようもない」とは言えない。それと同じ。韓国人、と一括りにしているうちは、日韓友好なんて有り得ないんじゃね?

    韓国人に対して一方的な偏見を与えるような書き方に終始しているところは全く評価しない。が、歴史面におけるエビデンスなどをまとめているところは評価できるし、そこを読んでおくことは価値があると思う。

    それらを総合して、こんなもんじゃないでしょうか。

    これ読んでて、松坂がメジャーで好成績をあげていた時にネットで流れていた、韓国人の主張ってのを思い出した。

    松坂は韓国人である。なぜなら
    1.イチローは韓国野球を軽んじたが松坂は何も言わなかった。
    2.彼はキムビョンヒョンを尊敬している。
    3.日本人女性のほとんどが韓国人と結婚したがっている、そして松坂の妻は日本人だ。
    4.松坂の祖父は強制連行で日本に来たと聞いたことがある。
    5.アジアでは優秀な人は全て韓国人の子孫だ。松坂は優秀なので韓国人。

    ってやつなんだけど、めっさ笑ったなー。こういうのはネタとしては非常に面白いなぁ、と思う。これをリアルに信じてる奴とか、韓国でもほとんどいないでしょ。

  • ブクオフの\105コーナーから発掘。日本側からみた韓国、逆に韓国側からみた日本。日本人として、余りに知らず、看過してきた歴史認識を反省する為に、先ずは身近なマンガから、という安易な方法論。ま、でも、誤解しないでね、必ず此の手の話になると、合いの手をならイイけど、悪意に満ちたチャチャを入れてくる、○○○○さんとか●●●●さんとか、ねじ曲がった歴史観を他人に強要する方々が居るからなぁ、此処には(苦笑)。残念ながら、読むけど、消すからね。

  • マンガであるため読むには敷居が低く、しかし偏見に満ち溢れているので、初めて朝鮮半島の歴史について触れる人間には到底お勧めできない。
    目新しいことを言ってるわけでもないので、朝鮮半島の歴史について勉強したい人は別の本を買った方がいいかも。

  • 難しかった。結構飛ばしちゃいました。歴史は奥が深い。
    もう少し大人になったらまた読み直します。

  • 韓国をひたすら叩きまくるマンガ。読んでて逆に嫌な気にはなる。いろんな意見を聞きたい方はぜひ。ただ韓流ブームとかまで叩かなくてもなぁ。でもワールドカップのはちょっと同意。

著者プロフィール

山野車輪(やまの・しゃりん)
1971年生まれ。2005年、日韓関係の歪みを最初に指摘した『マンガ嫌韓流』(晋遊舎)を出版し累計100万部突破。『ニューヨーク・タイムス』『タイムズ』など海外の新聞でも紹介される。2010年、世代間格差問題に切り込んだ『「若者奴隷」時代』(晋遊舎)を出版し、高齢者批判を先取りした。国産ヘヴィメタルコレクターでもあり、2018年に出版した『ジャパメタの逆襲』(扶桑社)にてアニメソングとの密接な繋がりを指摘し、ディープなオタクに評価された。

「2021年 『オタクが日本を「右傾化」させた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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