- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784884122621
感想・レビュー・書評
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だいぶ読み進めてきたけど、途中の感想として、製薬業界の側面を黒く黒く描いているので、著者の悪感情が透けて見えるような気がした。
でも書いてあることは多分ほんとなんだろうけど、そこに必要以上に感情的になってる、そんな感じ。
所感としては、どっかの大学の先生が言ってたように、日本では健康志向は儲からないけど、アメリカなら儲かりそうってことかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
製薬会社がいかに設けているかを有名医学誌NEJMの編集長だった著者が忌憚なく書いている。製薬会社がどれほどマーケッティングに金をつかい、それが薬価に上乗せされている真実を医師は直視しないといけない。新薬がでたというってもゾロ新薬が多く、本当に画期的な新薬はほとんどないのが現状だ。製薬会社が主催する講演会は、しょせん薬の宣伝会であることを認識しておく必要がある。
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製薬のビジネスのスキームはこれにも詳しく、まさに開発と同等にマーケティングや営業に死ぬほどコストがかかるなど、コスト構造が解説されてる。米国ロビイングの事案も。
割と有名な本かも知れない。
ドキュメンタリーですね。 -
内容はためになったけど、若干、繰り返しが多すぎるかな?もう少し薄くできそうな気も。
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なーんだ、やっぱり。西洋医学はハゲタカ金融資本主導の搾取の道具。
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アメリカでの製薬業界の状況など初耳のことも多く、勉強になった。
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アメリカの製薬業界(ビッグ・ファーマ)の腐敗を告発。
膨大な利益を上げている製薬業界。一方でアメリカ市民は薬にかけるお金が増加しすぎて困っている。微妙に違うところがあるが、実は日本もこの問題に悩まされている。注釈をつけて日本の場合の解説もついているのが嬉しい。
開発される価格の高い新薬。今までの薬より効き目があると宣伝される新薬。しかし実はこれらの薬は従来薬より効き目が高いというわけではない。宣伝や医師、患者への教育、議会へのロビー活動、製薬会社はあらゆる手段にお金を使って高い新薬が使われるように働きかけている。
この問題はあまりに根が深く、線引きがあいまいで改善が難しい。まずはこういう本にふれて、消費者が考えていくしかない。 -
筆者のマーシャ・エンジェルは先代か先々代の「New England Journal of Medicine」の編集長です。NEJMの編集をしながら得た経験なんかを元にして、製薬会社の仕組みと、どのように医学というシステムに製薬会社が食い込んできたかを非常に明確に語ります。
医療にかかわる人なら必読の一冊。