エネルギ-復興計画: 東北版グリ-ンニュ-ディ-ル政策 (エネルギーフォーラム新書 1)
- エネルギーフォーラム (2011年6月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784885553882
感想・レビュー・書評
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タイトルで職場の本屋の平積みから購入。
山家さんは日本政策投資銀行でエネルギー融資を担当していたそうで、そのためか、冷静でめくばりの聞いた分析が光る。
いきなり、脱原発とか過激なことは言っていない。
具体策として大事だと思った点。
①風力発電、太陽光発電と蓄電池をネットワークして、地域エネルギー会社ができる。(p205)
②コージェネの活用やごみ発電など等の未利用エネルギーを進めて、熱流通の効率化を電気と共に進める。(p177)
地域冷暖房のシステムに熱だけでなく電気のやりとりもさせれば、地域での分散型の発電システムができるはず。
③資源別の方向性として、原子力↓、天然ガス↑、石炭、石油→、再生エネルギー↑↑、節電・需要シフト↑↑。(p164)
その他、世界の太陽光発電がメガソーラーに向かっているのに、日本が住宅の屋根に特化していることに対して、太陽光発電メーカーがシャープ、三洋、京セラなど政治力があるからだといっている。(p74)
本当は、太陽熱の方が効率がいいのに、中国メーカーしか作っていないので支援をしないといった、何か政治的な配慮が背景にあって、再生エネルギーの問題はわかりにくい。詳細をみるコメント0件をすべて表示