すてきなひとりぼっち

著者 :
  • 童話屋
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本棚登録 : 689
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887470842

感想・レビュー・書評

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  • 「ねがい」がいちばん好きでした。乾いていて、透明で、この方の言語感覚は本当にいいなぁ

  • 大好きな詩がたくさんある。

    九月
    子どもは笑う

    願い
    泣いているきみ
    あげます
    よげん
    どうして一緒にいるんだろう
    けんかならこい
    しぬまえにおじいさんのいったこと
    はな
    すきとおる
    はだか
    がいこつ
    ひとり
    さようなら
    男の子のマーチ
    いつか土に帰るまでの一日
    また
    百歳になって
    62
    じゃあね

    これ図書館で借りて読んだんだけど、あまりに好きな詩が多すぎたのでちゃんと買いたいなぁと思った。1300円。文字量の割に安くないけど。欲しいなぁ。この言葉を持っていたいな。

  • 首尾一貫して、生きとし生けるものへの慕情というか・・・愛というか・・・
    それをてらいもなく語り出して結晶化させているから谷川俊太郎は唯一無二なんだよなあ・・・
    やっぱりすごい人だ・・・

    今を生きていて、それでいてかつて生きていた全ての命、
    これから終わる命は終わり続けて、全ての続いていく命は連鎖する
    その世界の仕組みを誰よりも早く気付いて、受け入れた詩人
    その言葉はだからこそ実直で、幼くて、全ての生き物に伝わる言語なのだろう

  • 初めて自分で詩集を買ったが、読み終わるとなんだかあたたかい気持ちになれた。

    楽しみ方がまだよくわからないけど、きっとその時の自分の状況次第で思い浮かべる情景が違うんだろうなぁと思うと、また読み返してみたくなった。

    さよならは仮の言葉が一番刺さってお気に入り。

  • 誰もいなくならないと思う
    死んだ祖父は僕の背中のつばさ

    朝のリレー

    ぼくもういかなきゃなんない

    だがほほえみのわけは
    たずねることができない

    じゃあね
    ひとりぼっちはこわいけど
    きみにはきみの明日がある

  • たまたま手に取った詩集。イマイチ詩の楽しみ方が分からない。
    読んでいるとフワフワした気持ちになった。心の清涼剤のよう。生まれてきたことのありがたさ、死ぬことへのこころの整理の仕方、愛する者への気持ちなんてものが表現されている。
    人生を達観しているからこそ書けるものなのかな。

    #読書 #読書記録 #読書倶楽部
    #谷川俊太郎
    #すてきなひとりぼっち
    #2016年110冊目

  • 2009.10 6-2
    2014.06 6-2

  • この詩を読むと、すっと心が落ち着きます。無意識のうちに声に出して読んでしまいます。手元に置いておきたい一冊。よるのやみにほろぶあおは/あさのひかりによみがえるあお。

  • 1日を優しく彩ってくれるような詩集。朝は新しい気持ちに、夜は穏やかな気持ちになれそう。

  • 何編か、遠い昔に暗誦した詩がありました。「谷川さんには代表作がない」なるほど。すてきです。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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