なぜ日本にはいい男がいないのか 21の理由

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887595293

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに惹かれジャケ買い。
    かなり理論的に分析されていた。
    特に第1部の「時代が悪い!」には納得。
    データとしても面白い。
    大本の人数が減っていたら、そりゃ結婚できないよね。
    あと、教員としては理由その7「義務教育のせいで、たくましい男が落ちこぼれている」には責任を感じる。

    おもしろかった。
    婚活中の男女におすすめ。

  • 早稲田大学の超人気授業「恋愛学」の教科書その2。生物学的見地&社会学的見地から、恋愛を考察していてとても面白い!

    いやー、日本人男性に対して,非常に申し訳ない気持ちになるタイトル。
    個人的には、「別に日本の男ってそこまで捨てたもんでもないんじゃない?」と考えているけど(本当だよ!日本の男性諸君!)、確かに欧米の男はかっこよく見えるのも否めないんだよね。


    「日本にいい男がいない」理由を、1)時代 2)男 3)女 の3つの側面からみていく。

    たとえば。
    1)時代が悪い。
    ・義務教育のせいで、いい男(男らしい男)が活躍できない?!
    ・いい男は都市に集中する?(→優秀な男ほど、都会に出てしまう・・)

    2)男が悪い!
    ・日本人男性は体型が悪い。
    →や、遺伝的な問題だから、誰も悪くないんだけど…。
    ・日本人男性はダサい!男性向けファッション誌の数と、女性向けファッション誌の数を比べてみれば一目瞭然。
    →ただし、女性も,お洒落な男性を求めていないせい、というのも納得。自分より服にお金かけて、お洒落な男の子といると、申し訳なくなるもんー(笑
    ・口説き方が下手。
    →これは納得。笑

    3)女も悪い!
    ・まず自分の商品価値を知ろう。
    ・男が馬鹿に見えるのは、高学歴の女のせい(学歴均衡説)
    →女子学生亡国論?!
    ・そもそもそんな日本人男性を育てたのは、日本人女性だよね、っていう。
    ・女はホルモンバランスで男の好みが変わる。
    →確かに好みって一定していないし、なんとなく分かるかも…笑


    気候によって「モテ」る顔のタイプが変わるという森川説も面白い。
    「恋愛と政治はどっちも駆け引きが必要」というのもすごく納得。
    そう、恋愛に駆け引きはなしなんて嘘だよねーww(って全然できていないけど。笑)


    なお「恋愛学」では「なぜ『早稲田』にいい男がいないのか?」というテーマも扱うらしい。
    「なぜ早稲田に『女』がいないのか?ワセジョしかいないのか?」って反論もありそうだけど…ww

    それにしても女は服と化粧で、外見は結構ごまかしがきくけど、男って化粧ができないもんね。
    男のほうが生まれもった顔に左右されるのかな?!
    だけど女は男に比べて、惚れる要素のうち「視覚」が少ないし…うまくできてるのかな(笑

    うーん、ほんとに世の男性には申し訳なくなるが、それでも興味深い本ではある。

著者プロフィール

群馬県出身。埼玉県立松山高等学校を経て1979年早稲田大学政治経済学部政治学科卒。1984年ボストン大学政治学修士号取得。1993年オレゴン大学国際関係修士号取得。オレゴン大学政治学博士号(Ph.D.)取得。米国アイダホ州立ルイス・クラーク大学助教(tenuretrackAssistantProfessor)、オレゴン大学認知科学研究所客員准教授(visitingAssociateProfessor)、早稲田大学国際部准教授・教授を経て、2004年より早稲田大学国際教養学部教授。メディア出演の機会が多い。

「2021年 『恋愛・結婚でうまくいっている人の5つの習慣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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