経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本 (ディスカヴァー携書)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2013年4月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887598362
感想・レビュー・書評
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国税庁などで税務調査などを行い会計に精通した著者が架空のアート商会という会社を舞台にしてビジネスマンが身に付けておくべき会計の知識を書いた一冊。
非常に解りやすくて、会計や数字に苦手意識がある人も抵抗なく読めると感じました。
簿記などの勉強では決して見えない会社の経営の視点からみる会計というものが本書を読んで理解できました。
管理会計→財務会計→税務会計の流れと違いや実務でも使う会議費と交際費の区別などは本書で深く理解することができました。
あと、著者が専門としていた税務会計については詳しく書かれており、知識の部分はもちろん日本の税制の問題点などもわかり、非常に勉強になりました。
また、輩出利益、重要指数など著者が使っている独特の表現も出てきて、普段難しく捉えがちな会計のスキルの理解も進みました。
著者がもともと在籍していた国税庁での経験を踏まえての税務調査のこと、そしてあとがきには本書が分かりやすく、実践的であるようにしたいことが伝わってくる著者のエピソードも書かれていたりと今までの会計の解説本とはまた違った一面も感じることができました。
本書は会社の経営のための手段としての会計の本質が理解できる一冊だと感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても分かりやすく、基本だけど大切なことでした。
簿記とるよりも大切かも。
会社で言われることの意味が分かった。
Kindle Unlimited -
会計知識の必要性を感じ日商簿記2級の資格を取得したものの「経理以外の人」なので仕事で使う機会が無く、せっかく得た簿記の知識が錆付いて忘れ去られていくのが嫌で、何かいい本は無いかと探していて出会った本。ストーリー仕立てで会計の基本の部分を本当にやさしくわかりやすく教えてくれる。ストーリーもおもしろいし「経理以外の人」には是非お勧めしたい本。逆に著者も語っているが「経理の人」には簡単で当たり前の話なのでお勧めしない。勉強の本でこんなにスッキリ面白い本は初めてかもしれない。
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会計=記帳が浮かぶが、この本は営業マンの業務視点なので実務的。「ビジネスに必要な会計の本質」視点で書かれているので会計苦手な人おすすめ。
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おもしろかった!わかりやすい。「管理会計」に必要な頭の使い方を学べる。「営業マンのはじめくん」の目線でストーリー仕立てで解説がすすむので、専門知識がなくとも抵抗なく読める。あとがきも必読。
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いまいちとっつきづらかった会計に対するアレルギーがなくなった。仕事で必要な最低限の情報をわかりやすく物語口調で書かれており、非常に良い本だと思った。
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私は企業で10年以上特定製品の収益分析を行う
業務に携わっています。
財務部や経理部に所属したことはなく、
耳学問と独学でしのいできましたが、
本書は私のように、
・業務で日常的に損益数値に触れる
・体系的に会計の勉強はしたことがない
という人間にとって、非常に有用な情報が
盛りだくさんでした。
なお、あとがきのエピソードを読んだ後に
もう一度本書を読み返しますと、
筆者が文章にこめた“思い”のようなものが伝わり、
暖かい気持ちになれる、というオマケ(?)が
ついています。
(何となくわかったような気になって
日常業務をこなしているけど、
もう少し会計について知っておいた
方が良いかな?)
という気持ちを持たれる方におススメです -
とっても分かりやすい!点と点が線で繋がった。
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あとがき、が強烈。
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定性面で物事を考えがちなビジネスマンに送る本です。
特にノルマに追われる若手ビジネスマンには読んでおいて損はないでしょう。
本書は、管理会計・財務会計・税務会計の三つの会計の話ではありますが、中心となるのは管理会計的思考を持つことの重要性を説いています。
ただし管理会計の理論書ではなく、上記の通り定性面で考え話すことだけではなく、定量面で物事を考える事の大切さが書かれており、「会計」という言葉はあまり気にせず誰でも読めます。
著者は元国税調査官ですので制度会計に関する執筆が中心かとおもいきや、どの本も管理会計的思考を勧めているのが素晴らしいと思います。