名言セラピー幕末スペシャル The Revolution! (3秒でハッピーになる名言セラピーシリーズ)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010年12月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887598850
感想・レビュー・書評
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オーディオブックで聴了
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オーディオブックで読了。
名言セラピーは正直いっつもノリがあわないと感じているのだけど、
本書もその点は変わらず。(独特の軽さというか、言葉のチョイスがどうもあわない)
幕末スペシャルはなかなか楽しめる部分もあったけど、
それ以上に歴史解釈というか解説的な部分が「うーん、ちょっと違う気がする」と
気になってしまい、肝心の名言が入ってこず。 -
江戸時代、鎖国状態の日本。
そんな中、見たことも聞いたこともない大きな黒船が現れたら。
吉田松陰(24歳)「僕は乗りこむぜ」
坂本龍馬(19歳)「黒船、俺もめっちゃ欲しい!」
かなり噛み砕いてわかりやすい幕末偉人の思想紹介本。
坂本龍馬が、吉田松陰が、西郷隆盛が、高杉晋作がぐっと身近に魅力的に感じられた。
常識に捕らわれず自分の美学に正直に生きた坂本龍馬。
誰に対してもフラットな態度を崩さず生涯学び続けた吉田松陰。
おもしろくなき世をおもしろくしようと生きた高杉晋作。
どこまでが史実かはわかんないけど、彼らが自分と国の行く末を見守りながら変えようと動き続けたのはきっと事実。
革命を起こす、くらいの気概と志を持てばたぶん何かは変えられる。誰でも。私も。
心にそんな小さな火を点す1冊。 -
いかにもコピーライターって感じの、
胡散臭くてちょっと鼻につく文章や意訳名言が
性格の悪い自分には合わなかった。
ただ、坂本龍馬はじめ高杉晋作や吉田松陰ら幕末志士のスピリッツは伝わった。とくに龍馬、あんたかっこよすぎるわ。
というわけで
なんだかんだでお堅いのが苦手な若者には良本なんじゃないですか(適当) -
・3m先を見ていれば船酔いするけど、100km先を見ていれば景色はほとんどぶれないものだ。by 孫正義
・この命を何に差し出すか、それが志。いつだって「脱藩」から始まる。脱藩とは、握りしめていた価値観を一度手放してみること。脱藩とは、何が起こるかわからない世界へ、たった一人で飛び込んでみること。ブルブル震えながらでもいい、飛び込んでしまえ。 -
ひすいこたろうの本。幕末に絞ったいい話の集まり。こんなにも美しく、潔く、優しく、そして志高く生きた人々の言葉に触れ、日本人に生まれてよかったな、と思わずにいられなくなる。
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ひすいこたろうさんの『名言セラピー』シリーズの幕末バージョン。
今から約150年前、260年も続いた安定政権江戸幕府に立ち向かい、明治維新と呼ばれる革命を成し遂げた志士たちがいた。
江戸幕府は、安定政権とはいえ、その政治スタイルは時代に合わなくなてきていた。
そのうえ、ヨーロッパ列強諸国の侵略によって、アジアは次々と植民地にされていく時代、早く日本を近代化させ、海外と肩を並べられるようにする必要があった。
しかし、国内が混乱していては、海外から侵略されるきっかけを与えてしまう。
そして、ついに日本にも黒船が来航し、待ったなしの状況で、幕末の志士たちは、徳川幕府に政権を放棄させ、明治天皇に上奏(大政奉還)し、無血革命というミラクルを起こす。
この革命によって、日本は植民地になることなく、アジアで一番最初に近代国家への道を歩みだし、身分の上下もなくなり、自由と平等を手に入れた。
そんな明治維新を起こした志士たちの生き方や人間性、考え方や行動を、いつものひすい節でおもしろおかしく、言葉を駆使して紹介している。
主に登場する志士たちは、吉田松陰、高杉晋作、久坂玄瑞、ジョン万次郎、坂本龍馬、島津斉彬、西郷隆盛。
多くは20代30代で革命を志し、20代30代で亡くなってしまう。
短いとも思えるその人生には、人間臭さや勢い、行動力や意欲などがビシバシ感じられ、それでもどこかに純粋さからくる探求心や遊び心が感じられ、ただひたすら必死に革命を目指していたようには思えないところもある。
そんな明治の志士たちの人間としての魅力、坂本龍馬の突き抜けた夢、目標と志があれば、たった何年かでも大きなことが成し遂げられるということを改めて感じることができた。 -
軽く読めて、軽く日本史に馴染むことができる。今まで歴史が苦手だった人にオススメしたい本。
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主に坂本龍馬、吉田松陰、高杉晋作のエピソードを元に著者が名言風にまとめいる。それぞれの残した句を分かり易く現代風に訳されているのも読みやすかった。そして、夢や目標とは違う『志」について考えさせられた。