路上の人びと: 近代ヨーロッパ民衆生活史

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  • 日本エディタースクール出版部
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784888881289

作品紹介・あらすじ

舞台は19世紀中葉のパリ、ロンドン、ベルリン、ウィーンなどヨーロッパの大都市。新しい時代と民衆の姿を当時の『絵入り新聞』を見ながら再現。

感想・レビュー・書評

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  • 『読書の軌跡』阿部謹也より
    社会が大きく転換しつつあるとき、すべてのものが動いているかに見える。そのようなとき、どこに視点を定めたら、その社会の根本的な変化の様相を捉えることができるのだろうか。社会思想史家として土器時の境地を開いた良知力氏が病をえて他界する前にこの問題について貧困の底にあった大衆や流民に目をむけ、1848年革命期のヨーロッパの社会と思想を捉えようとしていた。本書は良知力氏の編集計画に従って十九世紀のヨーロッパの大衆の実態を当時のビラや絵入り新聞などを用いて明らかにしようとしたものであり、良知力氏の死後弟子たちが師の意志をついで書き続けたものである。

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著者プロフィール

1953年安房の生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学,現在:東京国際大学経済学部教授

「2015年 『国家の周縁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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