ああ正負の法則

著者 :
  • パルコ
3.66
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本棚登録 : 1128
感想 : 131
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891946456

作品紹介・あらすじ

この地球には、"世にも恐ろしい法則"があります。この本は、その"法則"を理解し、"生活"に取り入れて、上手に生きていくための"人生のカンニングペーパー"です。

感想・レビュー・書評

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  • 正負の法則。
    陽と陰、日向と日陰、昼と夜、南と北、白と黒。
    この世は全てが正と負で成り立っているということ。

    正も負も幸不幸は誰しも平等に訪れる。楽あれば苦あり。

    <負>があるからこそ<正>のありがたさがわかる。
    美輪さんいわく“幸福の感覚は精々5分10分程で薄れていく”…た、確かに。
    いつも幸福でありたいのなら、どんなことにでも感謝を忘れないこと。働ける事、目が見える事、当り前だと思っている事でも、それがない人もいる。

    “好き放題おいしいものを食べて健康でいたいというのは図々しいのです。やはり腹八分にしてある程度粗食にして食べるものも我慢する。”
    うぅ・・・耳が痛いお言葉。

    『施餓鬼供養』という考え方は新鮮だった。良い事<正>があれば施しをして<負>の先払い=厄払いを自らしておくと良いらしい。
    “施し”はきっとお金に限らず、誰かへの親切等でもよいのだろうと思う。


    最終章の20頁ほどは歴史上の偉人や芸術家や大女優なんかの正と負がつらつらとくどいほどに例に挙げられている。華やかな彼彼女らでもこんなに苦労したり努力して負を払っているのだと。
    いやいや当然だろう、いいことも悪いことも両方あってそれが人生というものだ、と少々白けつつ頁を繰ってしまったが、こと自分の人生となると忘れがちではないだろうか。

    この本に書かれている内容は、至極真っ当で当り前の事。しかし人生の中で実際に<負>に直面すると冷静さを欠き簡単に絶望したりする。ついついだらしなく怠けたり他人様を妬んだりしてしまう。愛する人の<負>が目につき不平不満を感じてしまう。長い人生の中で、自分の運命の中で、<負>ばかりが目につき生きるのが苦しくなる事がある。

    時々は“正負の法則”を思い出して自分に喝を入れたい。
     
    それにしてもこの世にのさばる魔界族はなんて多いのだろうか。自分も魔界に染まらないよう気をつけなければ。

  • 真っ当な意見が書かれている。人に勧めたい本。

  • ➖本書のポイント➖
    ❶ 正負の法則
    →この地球は、マイナスとプラス、陰と陽など相反する2つのもので成り立っている。
    →良いことが起きれば、悪い事が起きる。逆もまた然り。
    ❷ サラリーマンで有能な人材になるには
    →人の悪口を言わない、こぼさない
    →愚痴や泣き言言わない
    →感情をコントロールする
    ❸ 常に幸福感を味わえる方法
    →感謝すること
    →自分の中に、周りに探して見つけること
    ➖メモとアクションプラン➖
    ★口から毒を入れれば病気になる
    ・酒は飲んでもあまり意味がない
    →おしっこになって出て行き、翌日は頭痛と自己嫌悪と無駄遣いの感情に後悔し、やがて内臓を痛める。麻薬や覚醒剤も、ほんの一時の快楽だけ。
    その快楽のために長い一生棒に振ることになる。
    それでもよければ、どうぞ、どうぞ。
    ★全てにおいて、こよなく自由を愛する人には、結婚は向かない
    →これは持論だが、結婚する奴は馬鹿だ。結婚しない奴はもっと馬鹿だ。

  • まず、この本を読んで良かったと思った。今まであった嫌なこともちょっと納得できたからです。
    この世には、天界族と魔界族がいる。なるほど、私は魔界族に出会った時に苦しい思いをしているきがする。そして魔界族の人も自分と同じ人間だと思っているから苦しいのだとわかった。
    そして、正と負の法則だか、確かにそうかもしれない。正ばかりに見える人もいるが見えないところではいろいろあるのだろう。
    確かに人生のカンニングペーパーかもしれないな。

  • 10/22

  • 心を平穏に保って過ごすために、覚えておきたい法則です。
    判断に迷うとき、ふと立ち止まったとき、次の一手を考えるきっかけになると思います。

  • 「ほほえみを忘れずに。ルンルンでいきましょう」
    「強く生きるために」
    「愛の話 幸福の話」
    「天声美語」
    「乙女の教室」に続き、
    三輪さんの本 6冊目になります。

  • シャンソン歌手で俳優である美輪明宏氏の、2002年の著書。
    美輪さんがよく唱える正負の仕組みについて書かれた、エッセイ、というよりは説法の書。

    正負の法則は、いいことがあれば、その分悪いことがある、ということ。
    結局、ほどほどに、という結論は、ちょっと寂しいような気がしますが、ドラマテイックに生きて死んだ知人達がいた美輪さんだからこその、言葉の重みがありましたよ。

  • おもしろ深い。。

    まず、のっけからクスッとなる…
    「この本は神様に内緒で出版しました。」
    「くれぐれも神様にはナイショですよ。バレると廊下に立たされますからね。貴方も私も。」

    しかしなぜ、全ての漢字が振り仮名付きなんだろう??


  • 2020年6月11日
    怠けちゃいけないね。
    正負の法則を心して、精進していきたい。
    とはいえ、楽したいんだよなぁ。
    しゃかりきにはなりきれい自分だが、正負の法則を知ったからには、ほんの少しずつ。ポコ ア ポコでいきたいです。

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著者プロフィール

長崎に生まれ、小学校の頃から声楽を習い16歳でプロの歌手としてデビューし、1957年「メケメケ」、1966年「ヨイトマケの唄」が大ヒット。
ファッション革命と美貌で衝撃を与える。
俳優としては、寺山修司の「演劇実験室◎天井棧敷」の「青森県のせむし男」「毛皮のマリー」、三島由紀夫に熱望された「黒蜥蜴」をはじめ、ジャン・コクトー作「双頭の鷲」、デュマ・フィス原作「椿姫」、エディット・ピアフの生涯を描いた「愛の讃歌」など数々の当たり役を持つ。
作家としても、衝撃の自伝「紫の履歴書」(水書房)をはじめ、「人生ノート」(パルコ出版)など数多くのベストセラーがあり、テレビや映画も、宮崎駿監督によるアニメーション映画「もののけ姫」「ハウルの動く城」への声優としての参加、「ありえへん∞世界」(テレビ東京系)にもレギュラー出演中など枚挙にいとまがない。
2012年から四年連続の出場となったNHK「紅白歌合戦」では、「ヨイトマケの唄」や日本語バージョンの「愛の讃歌」で大晦日のお茶の間を圧倒した。

「2021年 『新装版 天声美語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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