文庫版 神と人間

著者 : 五井昌久

• 白光真宏会出版本部 (1995年1月1日発売)

作品紹介・あらすじ

われわれ人間の背後にあって、昼となく夜となく、運命の修正に尽力している守護霊・守護神の存在を明確に打ち出し、霊と魂魄、人間の生前死後、因縁因果を超える法等をわかりやすく説き明かす。

感想・レビュー・書評

[キーさんの感想 · 2023年7月27日]

宗教団体・白光真宏会の設立者・五井昌久氏の1953年の著書。五井氏の宗教観の根本、神界・霊界の世界を簡潔に書いてくれています。
あまりに簡潔に書いたからか、本書全体の始めから三分の二程で本篇が終了、終わりの三分の一は、問答集(質問コーナー)になっています。

この問答集は、本篇の内容を補足する質問もあれば、五井氏の霊視能力についての質問もあります。この、霊視能力者としての答えが、中々興味深かったです。本篇が割と高尚なのに対して、問答集が割と下世話というギャップもいいですね。

著者プロフィール

大正5年東京に生まれる。昭和24年神我一体を経験し、覚者となる。白光真宏会を主宰、祈りによる世界平和運動を提唱して、国内国外に共鳴者多数。昭和55年8月帰神（逝去）する。著書に『神と人間』『天と地をつなぐ者』『小説阿難』『老子講義』『聖書講義』等多数。

「2021年 『空即是色　- 般若心経の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」