天女かあさん

  • ブロンズ新社
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本棚登録 : 231
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893096364

作品紹介・あらすじ

天女シリーズ第2弾。へんてこなかあさん、やってきた!働くかあさんの味方は天女!?えげつない雨の日におきたじんわりしみる奇跡。むすこのホホが熱をだしてはやびきしたという知らせに、仕事中のかあさんは途方にくれる。「どうしよう?」あちこちでんわをすると、かかった先は天女だった!「きょうはわたしをおかあさんとおもいなはれ」とへんてこなかあさんはホホの家でお料理。ホホは安心してぐっすりとねむってしまい・・・。

感想・レビュー・書評

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  • とてもユーモラスな絵本なのだけど、とても切なくもある。
    耐えている子どもとお母さんみんなに、天女かあさんのようなものが時々訪れますように。
    人形や小道具が細部までとても素敵。

  • 天女銭湯に続く「天女かあさん」……。
    まっとうな大人がまっとうに子どもを可愛がる話を、今年の一年生は受け止める……と思います。
    古いのも新しいのも

    2017/12/22 更新

  • 読むって言うより魅入るだなっ

  • 人形の表情の細やかさが素晴らしい。特にホホ。

  • 話はおもしろいけど、ソウルなのに関西弁なのがちょっと違和感がある。
    美女かと思いきや愛嬌のある系の天女で面白い。

  • 読了

  • 大雨のソウル、職場の母に子どもがお熱で早引けしたとの知らせ。
    子どものことを頼もうと電話したつもりが、つながったのは天女の電話。
    「こどもがびょうきではしょうがない」
    間違いと知りつつも、世話焼きの天女がかけつけます。


    韓国の作家、ペク・ヒナさんの作品。
    気になる作家さんの一人です。

    今にも動き出しそうな表情豊かな登場人物が魅力的。
    決してかわいい人形ではなく、お母さんの中年体型なんかもリアルに表現されています。
    人によっては、強烈な個性を放つ人形を苦手と感じるかもしれません。今回の天女もなかなか迫力のあるキャラクターです。

    そこに不思議と長谷川義史さんの関西弁がマッチするんですね。
    舞台は韓国ソウルなのに、関西弁がぴったり。
    強烈な個性と関西弁の相性がいいのかな。

    ペク・ヒナ&長谷川義史は他にもあります。
    どれも素敵な作品です。

  • なんだか苦手なんだけど、気になってしまう。『天女銭湯』続編。

  • 銭湯では天女のばあちゃんが登場し、この本では体調不良で早退したが、お母さんが仕事に出ていてうちに帰ってもひとりの子供のもとにくもに乗って天女かあさん登場。ひととひとの間にあるタメの形をみた気がしました。天女かあさんは急いで仕事から帰るお母さんの分まで夕飯を用意し羽衣を残して去りました。

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著者プロフィール

ペク・ヒナ 絵 백희나
1971年、ソウル生まれ。韓国の梨花女子大学卒業後、カリフォルニア芸術大学でアニメーションを学ぶ。人形制作、セット、ライティング、撮影をひとりでこなし、独特の世界を生み出す。韓国でもっとも注目される絵本作家。日本で出版された主な作品に、『あめだま』『天女銭湯』『お月さんのシャーベット』『おかしなおきゃくさま』がある。2020年に、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。

「2022年 『あずきがゆばあさんととら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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